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非侵襲性歯髄覆罩(AIPC) 矯正期間中の虫歯リスクの高さ 

大学生の患者さん

矯正終了後に入れていた保定装置の影響で・・・ 

2018 EEdental YR (1).jpg

前歯8本が虫歯に。。。

 

レントゲンで見ると、

2018 EEdental YR (4).jpg

中でも大きそうな虫歯の歯が2本!(右下1 左下3)

 

以前、お母さんが患者さんで

「この状況だと先生しか頼る人がいない・・・」

とのことで治療させてもらいました。

 

  

まだまだ若いということで、

虫歯の大きな歯は非侵襲性歯髄覆罩(AIPC)で歯髄保存を行うと説明

AIPC(非侵襲性歯髄覆罩)のガイドライン

http://www.hozon.or.jp/member/statement/file/aipc_guideline.pdf#search=%27aipc+%E6%AD%AF%E7%A7%91%27  

 

この方法、象牙質形成が期待できる若い患者さんに行いはじめてます。

このケースで3ケース目

 

 

メリットは、

神経が守れる確率が比較的高い方法です

直接覆髄法より成功率が高いとされています。 

 

デメリットは、

2回治療が必要になる⇒治療費が2回分かかる 

 

 

術前⇒術後 *全てマイクロスコープ下で治療を行います

虫歯の取り残しなく⇒精度よく詰める そして神経は守る

2018 EEdental YR (3).jpg

治療回数:2回

左下3はAIPCを行い神経の保護

*9か月後にリエントリー予定

 

レントゲン

2018 EEdental YR (2).jpg

とりあえず、症状もなく経過は順調です!

 

 

 

今回特に大変だったのが過去に治療したレジン部位

レジンを外すと虫歯が全く取れておらず、その上にレジンがモッサリ詰めてあり・・・

他の部位の虫歯よりはみ出したレジンを外すのが大変でした。

    

患者さんに知っておいてもらいたいのは、

歯科治療は治療しても元の状態に戻せている訳ではありません

 

治療と言っても

大きな段差/隙間があったり、虫歯が残っている場合もあります。

 

いくら患者さんが歯磨きを頑張った所で。。。il||li(つд-。)il||li

  

 

予防の有名な先生も

予防歯科とはきちんと治療ができての前提」と話されていたのが印象的でした。

つまりきちんとした治療を受けて患者さんが歯磨きを頑張り、

歯科医院で定期的にチェックを受けるというのが予防歯科です。 

  

 

治療が丁寧かの先生の見分け方「基準」は

麻酔が上手に痛くないようにしてもらえるか!?

 

患者さんが先生の技術評価をできる1つの目安かと思います(・Д・)!

*麻酔が痛くても上手な先生はいますが、麻酔の上手い先生は何をしてもだいたい器用に治療ができます。『痛くない麻酔』も技術の1つですからね!

 

 

 

さて、大学生の患者さん

次回上の前歯の虫歯を治して一端治療は終了後で

9か月後にリエントリー*を行います!(・ω・)ノ

*AIPCで治した虫歯の大きな場所の再治療

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