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動画の治療が出来る先生知りませんか!?
毎年に1~2回ある問い合わせに、
親知らずの横の歯に虫歯が出来てしまいました。
動画・ブログの方法で治せる先生を知りませんか!?
という問い合わせ
【親知らずの影響による虫歯と低侵襲なレジン治療】
更にアドバンスな方法で神経の治療まで必要となったC3ケース
レジン治療+3mmの穴からの根管治療+再びレジン
昨日upした『動画』
*この穴でイスムス+MM根の治療も十分可能です!
かなり手間がかかるので全く一般的な方法ではありません。
また歯科の先生からするとこんな方法ダメ!
と言われかねない治療法かと思いますが、
私の臨床でこの方法でトラブルが出たのは2件だけ
1件目はレジンが外れた (即日同じ処置で対処)
2件目は歯がかけた (⇒ゴールドアンレーで修復)
以上です。
歯科の世界はホント保守的で、
【小さく削る治療=治療の際に不備が出る、問題が起こりやすい】
的な考えの先生が多いです。
【がっつり削って人工物でリペア】 ←これ王道!
私の動画の方法は超邪道!!
医科では機材・技術の進歩で大きくお腹を切る侵襲の大きな方法から
なるべく切らない、切っても出来るだけ小さく切る複鏡下手術など出てきているのですが、
歯科は未だに見やすくする為に大きく切れ(削れ)!
ぶっちゃけ、EEデンタルには顕微鏡(マイクロスコープ)があるので
ミラーの使い方でこの問題が出やすい場所などはほぼ見えての処置です。
例えば、第一大臼歯の3mmの穴からの根管治療
髄角の処理、イスムスの処理、4根管(MB2含む)
全て見えていますから処置もできます。
実際のデーターでは、
大きく削っても根管治療の成功率は50%程度
大きく削る保険治療の8割はやり直しの治療
と燦々たるデーターもあります。。。
これで大きく削る治療が正当化されるのでしょうか?
上の動画の患者さんの反対側も同じように歯ぐきの下に虫歯があり
「大きく削る方法」で2年前に治療を受けられたのですが・・・
虫歯の残留、根尖病変適合、セメントの残渣。。。
ん~~~(-ω-;)
これも再治療させてもらい
http://eedental.jp/ee_diary/2016/04/post-1369.html
何とか保存できましたが、
最初に手を入れさせてくれていれば。。。(>。<)
愚痴はこのぐらいにして(・。・汗)
質問:「同じように治せる先生知りませんか!?」
答え:『ん~、残念ながら知りません!』(・Д・;)
同じことが出来る先生は必ずいると思います。
ただ、私はあまり知り合いの先生多くはないですし、
知り合いの先生がどんな治療をやっているかなど聞いたりすることがないので。。。
逆にブログを見てもらっている先生にどうやってやったのか!?
はよく聞かれます(笑)
似たようなケースでお困りの患者さんへ、歯科医院を探す参考にしてください。
・顕微鏡の使い手である
・フロアブルレジン(液体レジン)の使い手である
・自費診療で1本の歯につきっきりで1~2時間を取ってくれる(2~3人の並行診療はしていない)
・EENO FLAT(錦部製作所)がある ← これないと削れません
2番目の根管治療が必要な動画ケースだと
+顕微鏡下での根管治療がきちんと出来る
+音波・超音波の使い手である
*当然ラバーダム環境下
こんな所で歯科医院を見つける参考にしてください。
私も最初からこんなこと出来た訳ではありませんし、
自費診療医なので時間があり日々コツコツとやってきた結果の今の術式です。
と言っても技術的にはまだまだ不器用過ぎて日々悩むことが多い臨床の日々で、
一生『トライ&結果から改善点を見つける』の繰り返しかと思います(・Д・;)
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