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矯正治療後にできたブラックトライアングルの治療(レジン)
- 2013年8月 8日 09:03
- マニアックレジン
入り組んだ凸凹の前歯の矯正治療をすると、
歯と歯の隙間の黒い二等辺三角形の部分になります。
この部分前歯なので結構見た目で悩んでいる方が多く
年に1~2件相談を受けます。
http://eedental.jp/ee_diary/2012/01/post-422.html
実際の所、「病的な問題」ではなく「審美的な問題」なので
「そのままでいいよ!」
と言ってしまうのですが、本人さんは非常に気になっているようで、
「何とか隙間を埋めてもらえませんか!?」
と言われます。
その為に相談に来ていると言われればそうなんですが(´-ω-`;)ゞ
隙間を埋める治療方法は大きく分けて4つ
侵襲の小さなものから並べると
1、レジン充填
歯は一切削らずに、隙間にレジンを詰めて黒い部分を隠します。
2、ラミネートベニア
歯の表面を一層削って付け爪のようなセラミックを貼り付けて黒い部分を隠します。
3、ストリッピング
歯と歯の両脇を削って歯を卵型から長方形にして、隙間を詰めるような形で再矯正を行う。
4、セラミッククラウン
歯の6割ぐらいを削ってしまい被せ物で隙間を埋める。(個人的には、絶対お勧めできない・・・)
残念ながらどの方法を取っても、模型、モデルの様なスラットした天然のような形には戻せません。
どちらかと言うと、1,2,4の方法はボテッとした長方形の歯に、
3の方法は小動物のような縦長の細い歯になります。
ですので、
綺麗な天然の歯をイメージされるようであれば、今の歯科医療では無理なものとなります。
今回のケースは、1のレジンで治療を行いました。
術直後なので押した歯茎部分が赤くなっていますが、
個人的には段差なく綺麗に隠せたんじゃないかと思います。
(1週間後に歯茎の状態をチェックします)
レントゲンで詰めた部分のチェック
赤丸の黒い部分の面積が減っているのが分ります。
まぁ、EEデンタル
レジン屋なので、相談があればレジンで何とかしようとしてしまいます。
ただ、このスペースに段差なく詰めるのは本当に難しいんですよ(p・Д・;)
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