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2014年12月アーカイブ
年末・年始 歯科緊急 2015年
- 2014年12月28日 14:36
- EEデンタル NEWS
2014年12月28日より2015年1月5日までお休みを頂きます。
愛知県の患者さんは参考にしてください。
*地域により診療時間が異なります、確認してください。
基本的に応急的な処置が中心になります。
他県のお住まいの患者さんは「○○市 年始 歯科緊急」
保険証をもって行ってくださいね( ・д・)⊃)
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年末最後のプラスチック治療(レジン)
- 2014年12月27日 19:15
- マニアックレジン
今日は午前 診療
午後は大掃除でした。
今年最後の1症例を!( ゝω・)ノ
【術前】
歯と歯の間の虫歯放っておくとどんどん大きくなります。
歯と歯の間に虫歯があります。
大きくかけた1か所は虫歯の進行が大きいく歯が弱くなって欠けてしまっています。
ここまで進行した虫歯は、待てば待つほど治療方法も限られ予後が悪くなります。
(費用も期間もかかります)
治療時間 1時間半後
セパレーターを用いて、全てフロアブルレジンで充填しました。
患者さん:「えっ!、こんなに綺麗に治るんだぁ~!!」v(≧∀≦)v
綺麗にできたと思います!
顕微鏡を使い始めて10年選手になりました。
顕微鏡を使いエナメル質の保存を行うことで高い審美性を得ることができるようになってきました。
(全て顕微鏡を見ながらの、歯の裏側からのアプローチ)
この一手間がのちの5年、10年審美性を左右すると思います( ´3`)~♪
2014年 ありがとうございました。
充実した、良い1年でしたm(_ _ )m
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今年の総括と今後の目標
- 2014年12月26日 10:22
- EEデンタル NEWS
開業8年目で、カルテ枚数も1000人を達成することができました。
ただ、医院の規模が小さい為多くの初診患者さんに待って頂いているような状況になってしまいました。
色々考えてはいるのですが、1つの案に
将来的にカルテ枚数が3000人ぐらいを目途に新規の患者さんを取らない
会員制の歯科医院というものも考えてみる必要が出てきているように感じています。
(今のペースで行けば15年後ぐらいには3000人越せるかな?)
全国、右を見ても左を見ても同じようなスタイルの歯科医院がなく、
参考にできる医院経営のノウハウがないので、全てが手探りの状況ですので今後どうなるか分かりませんが、
15年後の会員制歯科医院を目指して、来年からも精進して行きたいと思います。
私の歯科治療とは今できることを毎日コツコツ積み上げるものだと感じています。
EEデンタルのスタイルに理解をして頂き多くの患者さんに支えられ、それができる環境にあることも感謝しております。
基礎の治療の精度を上げ、保存が難しい歯でも時間をかけてきちんと治療する。
2015年もよろしくお願いしますm(_ _)m
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クイック矯正の10年後。。。 それでも根管治療で歯を残す!
- 2014年12月25日 16:03
- 歯内療法日記 | EEデンタル こだわり
昔、前歯をさし歯にした患者さん
来院時
「歯を何とか残したい」とのこと
レントゲンを撮ると、被せ物+神経の治療をしてある歯が4本、
4本のさし歯に3つの病変(膿)!
この部分だけに関し言えば、根の成功率:25%(1/4)といいましょうか・・・
ん~、クイック矯正(さし歯で歯並びを改善する方法)恐るべし!
年に1~2名コンスタントにおられるのですが、
個人的には健康な歯を大きく削ったり、神経を抜いたりして被せ物にするのはあまりお勧めしていません。
たぶん、親戚なら止めるように150%説得すると思います( `Д´)=Э
歯を残すことを専門にしている歯科医師からすると、
『クイック矯正』(さし歯の治療)
はかなりリスクのある治療なのです!
甲子園最後の夏、
【今日投げれれば一生野球なんて出来ない体になってもいい!】( ・д・)⊃)
的な意気込みであればいいのですが、
そんなシチュエーションの人は世界に1人ぐらいです(笑)
見た目が悪いから短時間で何とかしたい!
この安易な選択が後々、悩んでしまうほど大きな問題になるのですヾ(・∀・`)
今回の患者さんのケース、抜歯するか直前の治療でした。
悪くなってしまい膿の出てきている歯は何とかしなければなりません。
根管治療後経過を見ること1年半年経過した所で、3つの病変に縮小傾向があり。
治療スタートから2年経過した今週セラミッククラウンが入りました。
こつこつ治療すること2年でようやく4本の歯の保存ができました。
削って歯を綺麗に見せる治療は2~3回の治療で治療期間も1回月ぐらいでしょう、
ただ、悪くなってしまった歯を残す治療の方が数倍大変で期間も何十倍もかかり
難しい治療になることは知っておいてくださいね(>ω・)ノ
歯が残ってくれて良かった!(・∀・)v
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昔の人の前歯のオシャレ
- 2014年12月23日 18:56
- 院長の趣味の世界
先日、豊橋の動物園の敷地内にある豊橋市自然史博物館に行ってきました。
そこで思わず職業病が出てしまいました。
前歯が・・・
いつの時代もオシャレは大変ですね!(p・Д・;)
しかし露髄せずによくここまでスリット入れましたね(笑)
(レントゲン撮って歯髄腔の形状を診てみたい!)
たぶん、毎日少しずつ削り第2・第3象牙質を誘導していったのでしょうね(° °;)
こういうのを見ると昔から体の法則は変わっていないんだなと感心します。
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酸蝕症患者さんの前歯の審美治療(レジン)
- 2014年12月19日 10:37
- マニアックレジン
嘔吐(おうと:吐く)を繰り返すと、胃酸の影響で歯が溶けてしまうことがあります( ・艸・;)
前歯の裏側などはダメージを受けやすく、どんどん歯が溶けてしまい
歯の厚みが極端に薄くなることがあります。
多くの場合でレジン(プラスチック)でリペアするのですが、接着が難しい象牙質にくっ付けないといけないので
シンプルながら非常に難しい治療の1つです。
私の今の考えでは部分的に歯に詰めるよりは、歯の裏側全体をレジンで隠してしまわないと
局部的に出た歯にまた胃酸がかかり、中・長期的に更に悪くなると考えています。
ただ、レジンというのは強度的にもある程度の厚みが必要なので、ケースによっては下の歯を削る必要も出てきます。
今回のケースは歯が溶けてしまい歯の色が気になるという患者さん
問題点:
・歯の縁(切端)よりが溶けてしまい、歯の厚みがない為強い透明感
・象牙質の色、象牙質の虫歯の茶色が透けてしまい強いオレンジ色に歯が見える
・裏側を部分修復しているため、レジンで覆われていない部分は酸による脱灰(虫歯のようになっていました)
・裸眼で詰めた為か、歯茎の上にレジンがオーバー充填
この状態であるとセラミックで被せましょという方法も1つかもしれません。
患者さんはなるべく削りたくないとのことで、レジンが第一選択肢
実際、治療前に
「大きくは綺麗にならないかも!? ただ今よりは綺麗にします」
「後、歯の厚みを取る為に下の歯を0.2mmぐらい削る必要がある」
と話して治療スタート
一度、不良充填物と象牙質の着色部分を歯の裏側から顕微鏡下で丁寧に除去していくと
術中
「あら!?茶色・オレンジの色の抜け感無くなったね!」( ̄∇ ̄)!
ここからは後はオペーク色レジンで光のコントロールをするだけ。
(唇側には健康なエナメル質があるので色は考えなくていい)
術前⇒術後
見事に綺麗になりました!
患者さんにも
「大満足の結果です! 早くやればよかったです」と、
個人的にも予想外に綺麗になってくれました(笑)
(言い方を変えると、「たまたま綺麗に治せた」です(´-ω-`;)ゞ)
前歯を綺麗に見せるにはやはり手間がかかっても、表面のエナメル質を削らないことにつきますね。
http://eedental.jp/ee_diary/2011/01/post-228.html
http://eedental.jp/ee_diary/2012/03/post-485.html
超個人的な意見ですけどねヾ( ̄o ̄;)
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根管治療 イスムスの取り扱いと治療の難しさ
- 2014年12月17日 15:25
- 歯内療法日記
過去に書いたイスムス(長いですけどよろしければ)
http://eedental.jp/ee_diary/2011/11/post-276.html
意外に知られていませんが、このイスムス・フィン
専門で根管治療をしている先生からすると非常に厄介な解剖学的な形態です。
なぜか!?
イスムスのある歯は色々な問題があるからなんです。
根管治療におけるイスムスの問題点
・イスムスのある歯の感染根管処置は成功率が低い ⇒ 外科的歯内療法などが必要になる
・イスムスが存在する部位は歯根破折が多い
・イスムス部分の清掃はファイルだけでは不可能 ⇒化学的洗浄に時間をかけるべき
・側方加圧充填ではイスムスに死腔ができてしまう
・イスムス、フィンに入り込んだGPの除去は難しい
・樋状根にもイスムスが多く見られる
今回の1ケースは非常に根管治療に手こずり色々学んだ1症例です。
患者さんは2年前 根管治療後ファイバーコアまで入れた後に転院をされてきました。
「治療後から違和感がある」、「たまに疲れると痛い」
綺麗な根管治療がしてあり、フィンの部分にも綺麗に根管充填されています。
神業に近い非常に上手な先生の治療がしてありました。
ただ、われわれ2番目に診る歯科医師は、
レントゲンで前回の治療の良し悪しを決めて行かねばなりません。
これが結構たいへんで・・・(σ ゜д゜)σ
レントゲンで分かるのは、何の薬効もない薬という建前の『ゴム』が入っているだけです。
ゴムが綺麗に入っていれば、病変(膿)が出来ない! という考えの時代もありましたが、
30~40年前ぐらい前から、歯内療法の世界では『歯の中への細菌の感染により病変が出来る』
に変わってきています。
ガラパゴスな日本の医療では未だにその考えが支配的という状態。。。(´ω`。)
薬効のないゴムの薬を根の先まで届かせようと、日々色々な試行錯誤が・・・
まさにイングル先生の
歯を保存させる為の医療を行ってるのか、根管充填を必死に行っているのか?
ここで復習 根管治療の失敗はどうして起こるのか!?───(σ ゜д゜)σ
1965年のカケハシ先生の論文では
普通のネズミ(口の中は細菌だらけ)、無菌ネズミ(口の中にも細菌はいない)
この2種類のネズミの歯に神経に到達するように穴を開け、歯がどうなるか観察
無菌ネズミは穴の開いた部分が健康な歯で封鎖(第2・3象牙質)され健康な神経の状態を維持
一方、普通のネズミは穴の開けられた歯には膿が貯まってるいるものが!
残念ながら人間は菌と共存して生活をしていますので、無菌ネズミのようなことは起こりません。
人間の歯でも起こっているのは普通のネズミと同じことなんです。
*人間の口の中の細菌をゼロにすることは200%不可能です(>。<)
(毎日消毒剤でうがいしても菌は繁殖し続けます)
すなわち、
「根管治療の成功・失敗の大きなポイントは細菌が歯の中に入るか、入らないのか」
『ラバーダム』や『隔壁(歯の補強)』、『仮封(仮の蓋)』などが根管治療には成功のカギを握る大きな因子であり、
必死に行う根管充填剤が歯の先端まで綺麗に入ったかなどは、2の次、3の次なのです。
「No ラバーダム! No Endo!」 運動!
あまり言うと、怒られそうなのでこの辺で話を戻します~~~(;・з・)
先のレントゲン、綺麗な根管充填、ファイバーコアが入っていたのですが、
唾液(細菌)が歯の中に入る環境下でどれだけ綺麗にゴムを詰めてもこうなってしまいますよという一症例、
仮歯で様子を見てもらうこと2年
案の定、根の先には病変が・・・
「根管充填さえしっかり出来ていれば大丈夫論」の先生はどう説明するのでしょうか?───(σ ゜д゜)σ ~~~(;・з・)
根管充填で採点すれば「120点」出来栄えです!
私だったら数年に一回出来ればいいか・・・というぐらいの素晴らしい根管充填です(・∀・;)
ただ、感染による所見・痛みが出たからには、やり直しの根の治療が必要になります。
(こうなるのが怖かったんで、私は本歯入れずに仮歯をチョイスしたんですが(´□`)ゞ)
治療1回目 2時間かけて通常の根管治療を行い、
歯の中の人工物(ゴム)なども取れて、顕微鏡でも何もないクリーンな状態に清掃できただろうとレントゲンを撮ってみると・・・
(白い線上のものがフィン・神経の溝に入り込んだゴム)
全然取れていない・・・o( >д<)
どうやら、日本人の20~30%に見られる樋状根のイスムス・フィン(0.1mm以下の隙間)の中にゴムが入り込んでしまったようです。
ニッケルチタンでフィニッシングファイル(最終拡大)も通法どおり通したのですが。。
結局、複雑な形をした神経管は真円の道具(ファイル)では根管内は綺麗にならないということです。
治療2回目 0.1mmの超音波チップの先を色々な方向に曲げ顕微鏡を見ながら試行錯誤すること1時間
「きぃ~~~!」( `Д´ )
全然取れていません。
顕微鏡で10倍の拡大視野で見ていても隠れてしまったものを探すのは非常に手間がかかります。
*術前にCTがあった方が良かったかも。。。━((;-ω)
少し、方針を変えて超音波の出力を少し上げフィン・イスムス部を削って行くか・・・
治療3回目(ラバーダム三回目)
微妙なものが残りましたが、
「もう無理、これ以上削ると歯の強度が心配になる」
後は「EDTAとNCの根管洗浄」あるのみ!"(>0<)"
と、勇気ある前向きな撤退!(´・ω・)ノ
根管充填後 治療回数2回
綺麗な根管充填ができました。
(根尖の封鎖に不安があったので、MTAを根尖には使用しました)
感染根管治療(膿のある歯)の成功のカギは、
歯の中で繁殖した細菌をどこまで減らして、少なくなった細菌を冬眠・仮死状態を作れたかがポイントになると今の所言われています。
ですから、 最後に緊密な根管充填が必要とされています。 (そのうちこの考え方も変わるかも!?)
またややこしい話をすると、
根管治療の長期成功期間を維持にするには封鎖性の良い土台・コア(レジンなど)が必要になると言われています。
*なのでEEデンタルでは治療後の感染予防の為に土台・コアまで作らせてもらっていますヽ( ̄▽ ̄)ノ
さて、今回のケースも定期的医チェックしていく必要はあります。
ちょうど、先週同じような症例の患者さんが2年予後のレントゲン撮影で
セミナーで発表させてもらいました。、
いい感じで治ってくれました、幸い痛み・違和感も全くないそうです!(`・∀・)ノ
患者さんへアドバイス
もし自分の歯の治療の成功率を少しでも上げたければ、ラバーダムや隔壁、仮封剤にこだわっている歯科医院がいいと思いますよ。
実際、根管治療においての設備
『マイクロスコープ(顕微鏡)』は拡大するだけの虫眼鏡
『CT(3次元のレントゲン)』は3次元の地図
これらは、細菌を入れない・減らす道具ではありませんからね(^ω^ )/'''
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アンケートにご協力ありがとうございました。
- 2014年12月16日 11:53
- 井野セミナー 案内
今年最後のセミナー
参加して頂いた先生方のアンケートもほぼ100%満足との回答を頂き安心しています\(>ε<)/
面白かった回答を
・いろいろな講習を受講しましたが、一番手が疲れない方法でよかったです。
受講して頂いた先生に紹介しているM4コントラ拡大!
結構評判いいみたいですね!v(ゝω・)
・動画で見せてもらえるのがありがたい、またミスも見せてくれて分かりやすかったです。
完全な成功症例より、失敗症例から得られるものの方が今後に繋がると思います。
まぁ、スライドの動画ありすぎてかなり削ってしまいました。
(それでも午前中3時間以上講演してしまい延長してしまいました)
今後企画してほしいセミナー
・感染根管治療(コア除去)
・CR
・顕微鏡セミナー
毎回同じような希望を頂いております、
感染根管のハンズオンセミナー・・・
私のやり方だと設備的に難しいのかな?
コンプレッサー、モーター、エアースケーラー、超音波、
それと、メチャクチャ多い器材(色々なメーカーの協力が必要になってしまい・・・)
レジンはその中でも材料・器材の種類が少ないので、まだ可能かも?
藤崎さんと相談しますが、ペントロンのレジン全く使わないんですよねぇ~(笑)
一応来年、「感染根管」については講演だけするつもりです。
今回ご協力頂いた、
ペントロン、デンツプライ、オサダさん
ありがとうございました。
来年1月18日の第6回ペントロンエンドセミナーもよろしくお願いします。
(募集は締め切られているようです^^;)
スライドは正月に少し修正します。
後、すみません今回EEデンタル千社札 配り忘れました(笑)
それと!
『ボルテックスカスタム』の話をし忘れました! ←5秒で終わる話
メーカーからすれば「止めてくれ!」と言われるような、使い古した廃棄ボルテックスファイルの再利用
ガンダムの世界で言えばこんなやつ
『ザクカスタム(ザクタンク)』
最前線では 使えないが、支援用・運搬用モビルスーツとして大活躍!(笑)
次回の第6回では忘れないようにします。
また第5回を受講して頂いた先生方、機会がありましたらハンズオンの聴講にいらしてください。
(毎回3~4名限定ですが・・・)
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お疲れさま
ペントロン エンドハンズオン
お疲れさまでしたm(_ _ )m
藤崎さんんに撮ってもらった真剣な写真
先生方の真面目な姿!
色々、面白な第5回 エンドセミナーでした(^ー^)
その後の「イノ会」 ←オイ「イノ会」ってなんだよ!( ゚Д゚)<
色々面白な話を聞けました(笑)
へぇ~、へぇ~、へぇ~!(* ̄▽ ̄)ノ(* ̄▽ ̄)ノ(* ̄▽ ̄)ノ
勉強になりましたm(_ _)m
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意外と気になる人が多い奥歯の銀歯
- 2014年12月12日 17:03
- マニアックレジン
見た目を何とかしたい
生まれて生えてきた歯は白いのに、治すと何故か違う色に・・・
現在はレジンというプラスチックを使用すると
の日のうちに白く修復させることが出来ます(・ω・)ノ
(修復直後なので左側の歯が白く見えていますが、1日後にはもう少し色がマッチします)
個人的には、セラミックよりレジンをお勧めしています。
http://eedental.jp/ee_diary/2014/12/post-1083.html
歯科医師のチェアータイム(患者さんを治療する時間)がネックになる治療ですが、
個人的には歯を削らない良い治療法だと思っています。
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適合が難しい セラミックインレー
- 2014年12月11日 09:09
- EEデンタル こだわり
歯を白く治す方法は
1、レジン(プラスチック)系
2、セラミック系
の2つに大きく分かれます。
私はある程度大きな虫歯でもレジンが詰めれるようになってしまったので、
セラミックインレー修復を辞めてしまいましたが、過去の経験で言えば、
どちらかというとセラミック系の治療の方がシビアな難しい治療になります( ̄ー ̄;)
それぞれの治療法にメリット・デメリットが存在します。
私がセラミック治療の一番気になる点を上げると、
1、歯を削る量
レジン(直接法)<<<<<<セラミック
セラミック治療は間接法です。
間接法、直接法の説明:http://eedental.jp/ee_diary/2014/08/post-1002.html
また、適合の良いセラミックインレーを作ろうとすると金属修復より更に健康な部分を削ります(>。<)
セラミック修復は口の中に食器を入れるようなものですから、セラミックの厚みも非常に重要です。
セラミックが割れない配慮、適合の良い配慮をすればするほど歯を削ります。
12月に入って、セラミック治療をした歯の痛みが治まらないと2名の患者さんが来院されましたが、
3か月経過して痛みが治まらなければ改善する可能性はかなり低いと私は判断しています。
(この場合最悪神経を取る治療が必要になります、あれだけ小さかった虫歯の処置が・・・)
実際、EEデンタルではゴールド修復に比べると、あまり上手なセラミック修復を見ることがありません( ̄ω ̄A)
先日1年前にセラミック治療した患者さん、
赤丸:変に発達した裂溝を残した為に2次カリエス
四角い緑:セラミックが全く合っていなく、セメントラインがくっきりと・・・
(接着剤の海の上にセラミックが置いてあるだけ)
そして、中にはガッツリ虫歯の取り残し・・・ε=( ̄。 ̄;)フゥ
自費治療にすれば良い結果になる訳ではありません。
また保険の材料から自費の材料に変更すれば結果が良くなる訳ではありません。
先日の患者さんも先生に
「銀よりセラミックの方が精度がいい」
と言われてセラミック治療にしたそうなのですが・・・
私の経験からすると
「んな~こた~ない!」( ・д・)つ
医療に確実な方法は存在しませんが、
個人的には虫歯が出来ても、最初からガッツリ削る方法を選択するのではなく
出来るだけ健康な部分を残す修復法を選択した方がいいと思っています( ´3`)
こう書いてしまうと、セラミック治療がすべてこう思えてしまいますが、
上手な先生のセラミック治療は素晴らしいできですから歯科医院選びは重要になります
(ただし、原則通りガッツリ削っています)
先日、根管治療の相談で来られた患者さんに主訴の歯の1本前の歯を見て、
「手前の歯のセラミック、かなり上手な先生に治療してもらいましたね!」
「先生は、長野県の○○歯科医院知っています!?」
「あっ、望月先生ですか! 」ヾ(・_・;)
知っているも何も・・・
http://eedental.jp/ee_diary/2011/04/post-277.html
色々、お世話になっています(笑)
こだわってやっている先生は何をしても上手ですね!ヽ(・∀・)ノ
歯科治療とは材料よりかかった先生の考え・腕・技術が結果に大きく影響しますから、
材料の吟味より歯科医院の吟味を良くした方がいいと思いますよ!(・∀・)
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EEデンタルが自費専門になった理由
- 2014年12月 6日 09:27
- 自費診療専門の理由と開業の経緯 | EEデンタル こだわり
最近、初診患者さんに
「自費の歯医者と保険の歯医者で治療した場合の違いは!?」
と立て続けに質問されました(;´・ω・)
保険の歯科医院でも自費の歯科医院でも歯科治療を行うことに変わりはありません、
支払方法が国の決めた金額(保険治療)か歯科医院の決めた金額(自費治療)になるかになります。
国家試験を合格すると、晴れて歯科医師登録して=自費診療医です。
卒業して、保険治療をできる歯科医師になる為には、
1、歯科医師が保険医登録をする
2、歯科医院が保険医療機関登録を行う
この2つをみたすと、「指定を受けた施設」で「保険医登録した歯科医師」が治療を行うと保険治療が行えるようになります。
指定の場所でない野球場などは保険医でも保険治療できません(´∀`;)
一応私は、歯科医師会の日曜・深夜の緊急当番があるので保険医登録はしておくように言われていますので保険医ではあります。
ただ、EEデンタルは保険医療機関の届け出をしていないので、保険治療が行えないようにしています。
それは何故か!?
私が理想とするものを追い求めようとすると何十年前に作られたか分からない保険のルールに従っていられません。
良い材料、良い道具の中にも薬事法の遅れで使えないものがあります。
(今はネットで個人輸入ができるのでありがたいです)
私の思う現代の歯科治療とは、
なるべく安全な良い材料で拡大視野下(顕微鏡)における診査・診断・治療
みたいなものですから、1日に診療できるのも4~5人の患者さんが限界です。
(外科医がお腹の手術を1日30件も出来ないのと同じです)
『保険治療より良い材料を使用しているから自費治療になります』
よく耳にすると思いますが、
私はこの意見には120%反対です。
歯科治療は材料の前に、治療時間、術者の慣れ・腕が大きく影響すると私の臨床では感じています。
材料の物性が素晴らしい=治療結果が良い にはなりません。
私の治療は自分の歯だったらどう治すか?を基準にしています。
条件:1、根管治療で歯を出来るだけ残してくれる
:2、神経を残すことを考えてくれる
:3、拡大視野で虫歯をなるべく取り残さない
:4、なるべく健康な歯を削らない
:5、ナチュラルな天然の歯のような雰囲気がいい
この5項目の3つぐらい合えばEEデンタルとマッチングします。
EEデンタルの場合、良い材料だから自費ではなく
きちんとした治療を行う為に時間を確保させてもらいたいというのが一番の理由です。
材料に関しては、私は保険の材料、自費の材料というくくりではなく自分が良いと思う材料を選び使用させて貰っています。
ですので、保険の材料内で治療を行うこともあります。
(保険と自費という区分で材料を分けることは日本だけであり、自費診療医には全く関係ありません)
例えば、根管治療
きちんと根の先まで探し、掃除して消毒、根管充填し封鎖性のよい土台をいれるには3時間近く(治療回数2回)かかります。
この根管治療は保険治療でも使える道具が殆どです。
(特殊な薬、道具ではなくどこまで丁寧に治療を行うかが結果に繋がると今の臨床では感じています)
また私の2番目の専門『レジン治療』
今週のこのケース殆ど保険で使える材料で修復させてもらっています。
1本治すのに簡単な説明をして顕微鏡を見ながら1時間45分時間がかかります。
保険診療内で考えれば何時間かかっても患者さんの負担は根管治療で2000円、レジン治療では1200円ぐらいです。
ただ、この治療費で1日4~5人の診療でスタッフを雇い生計を立てるのは不可能です。
歯科治療は突き詰めれば0.1mm以下の単位の世界
きちんと治療を行おうとすると当然手間と時間はかかります。
残念ながら、歯科医師側の負担だけでクリアーできる問題ではありません。
知っていますか?
日本では歯科医院でよく治療を受ける人ほど歯を失うというデーターもあります。
(因みに保険治療の平均寿命は約6年)
どうでしょうか?治療の度に歯の調子が悪くなっていませんか?
知らない患者さんが多いと思いますが、歯というのは治療できる回数が決まっているます。
つまり悪くなった歯は1回の治療を長持ちをさせないと一生自分の歯で咬みたいという希望を叶えられません。
事実8020(80歳で歯が20本ある人)を達成している方は健康な歯が多く、しっかりした奥歯が残っています。
繰り返しになってしまいますが、私の中ではある程度の『治療の質』を確保するには時間の確保は必要で、時間の確保の面から保険治療を一切せずに自費専門の歯科医院を選択しました。
(1日30人の患者さんの中に自費治療の患者さんが1人いても費やせる労力は1/30ですからね)
また私の行っている虫歯治療、歯内療法の仕事とは、毎日のコツコツとした積み重ねが非常に大切で、ある日突然行っても結果の出るものではないので、今のような診療形態で毎日同じような治療を行わせてもらっています。
保険治療が悪いという訳ではありません、私も世界一素晴らしい制度だと思っています。
ただ、保険治療の環境下では「歯を長持ちさせたい」という現代ニーズは叶えられないと私は割り切っています。
昨日の私の治療を書いたブログ
「見えない治療と見えている治療」
http://eedental.jp/ee_diary/2014/12/post-1081.html
「これはOKだせないわ」
http://eedental.jp/ee_diary/2014/12/post-1082.html
すみません、
限られた初診の時間内にはここまでは説明はできないので文章にさせてもらいましたm(_ _)m
術前と術後の歯の違いって見せてもらったことありますか!?
全顎治療の一例
『EEデンタルが自費診療専門な理由』
*ここまで書いてしまうと、同業の先生方にお叱りを受けるかもしれませんが、今の私の考えです。
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これは「OK」出せないわ
- 2014年12月 5日 12:22
- EEデンタル こだわり
レジン治療・ゴールド治療(インレー、アンレー)、フロスが引っ掛からないように治療するのは非常に大変です。
今日患者さんの口の中にゴールドを仮合わせで入れてみると
なんか、探針が引っかかるねぇ・・・ヾ( ̄◇ ̄)
模型で適合確認
治療用の顕微鏡で11倍で拡大して見ると、0.1mm浮いています。
ゴールド修復、やり直しですノ゚(ノД`゚)
顕微鏡で注意深く行う治療は自分の「×」もすぐに分かります。
次回こそはフィットのいいゴールド修復を!┗(`O´)┛ホホッ
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見えない治療と見えている治療
- 2014年12月 4日 16:34
- マニアックレジン | EEデンタル こだわり
我々歯科医師が治療する際にエラーが出やすい場所があります。
患者さんの口の中は当然見える方向が一方向で
入り口方向からしか治療出来ませんので多くは死角となる場所にエラーが発生しやくすなります。
特には上の奥歯などははっきり見えない為に治療が難しいです。
(私自身裸眼で治療する気にはなりません(p・Д・;))
例えば第2大臼歯(一番奥歯)のレジン充填
これを顕微鏡で拡大して見てみると、
緑色の線が本来の歯の輪郭で、レジンを大きく詰め過ぎて歯茎の上に乗ってしまっていますw(゜ロ゜)
この状態が長く続くと歯肉炎や歯周病になり歯茎が腫れたり、歯茎から変な味がすることもあります。
また、更に奥歯の親知らずの銀歯のケース
技工士の腕がよくかなりいい金属のフィットなのですが・・・
銀歯を外すと、
虫歯の取り残し・・・w(゜ロ゜)
これは全て見えなていないから起こってしまっているエラーなのです。
わざと大きく詰めたり、わざと虫歯を取り残すようなことは歯科医師であれば行いません。
見えないのでこれでOKだと判断されたのだと思います。。。
ただ、せっかく治療してもこれでは・・・( ̄。 ̄;)
顕微鏡治療は、歯の中の根の先まで見えないから意味がないという先生もおられますが、
実際の臨床では多くの場合、奥歯でさえ見えていないのです。。。
(45歳過ぎれば多くの先生が老眼になり更に見えにくくなりますしね・・・( ・3・;))
残念ながら、これが21世に入った今も虫歯の取り残しというのは存在してしまいます。。。 ヾ(・_・;)チ..チョット‥
ですから奥歯などは時間をかけて拡大視野で丁寧に治療を行う必要があるのです。
『見えないままの治療』 と『見えている治療』
私は後で結果が大きく違ってくると感じています。
ただし、今の私の臨床の結果が出るのは10年後、20年後になります。
希望的観測で30年持つといいんですが・・・(ノ>▽<。)
先日上げた、似たような治療動画を
【虫歯の取り残しが出やすい奥歯の治療】
顕微鏡治療は1本の歯をサーチライトで真上から照らして拡大して見る
ことができますので小さな問題も確認することができます。
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時計のオーバーホールでビックリ!
- 2014年12月 3日 19:49
- 院長の趣味の世界
5年おきのオーバーホールが推奨されているクオーツ
いよいよ、16年ぶりに時計をオーバーホールに出したら(笑)
ダブルネームのダイヤル損傷・破損等が生じた場合
ダブルネームではない現行のダイヤル(新品)を時計にとりつけます。
マヂか!ヾ( ̄0 ̄; )
私は「Tiffany & Co」のロゴが好きで、この1行のロゴの為に2年間のバイト代を費やしました。
言わば、『思い出の時計』なのです。
そこに来て、
>ダブルネームではない現行のダイヤル
現行モデルになるのは避けたい・・・(TωT;)
まぁ、この時計は殆ど使わずにいつも付けているのは「G-ショック」(潮位が分かる為)なんですけどね(笑)
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最近の変化
- 2014年12月 2日 15:11
- 歯内療法日記
セミナーのスライド作りの為にレントゲンを整理していて、ふと
最近昔に比べると抜髄の根管形成が細くなっていることに気がつく
考えてみると、ニッケルチタンファイルを変えたことにより
クラウンダウンからフルレングステクニックに変わったことが大きい気がしています。
(ただ、今でもクラウンダウンはよく使うテクニックではあります)
歯質の削除を抑えれば抑えるほど治療難度が上がってしまう部分はあるので、
基本的に無理に削除量を抑えた術式を採っている訳ではありませんが(((((・ε・)
大学時代
神経の治療を行う為には咬合面(咬む面)は全て削り、噛み合わせを無くして、
根尖含め、ハンドファイルで#45~60ぐらいまでどんどん太く歯を削りなさいと教育を受けてきましたが、
今の自分とは全く違った根管形成の仕方になってきました。
大学では極々ベーシックなことを教えられますが、卒後の勉強で色々考えが変わって行きます。
また根管治療の成功率を洗い直してみると、日本の根管治療の成功率は30~40%ぐらいとの文献もあります。
海外の専門医の先生の成功率90%とはほど遠い悲しい現状がありますが、
ただ、日本はほぼすべての方が医療を受けれる国、
かたや諸外国は一部の10万以上払える方が高い質の治療を受けれる状態
国民にとってどちらがいいのか!?(ノ´・д・)ノ
難しい部分もあると思いますが、
私は今の日本の歯科医療でも世界的に見れば世界一幸せな国民のような気もします。
ただ、現実には歯を長持ちさせたいという患者さんが多いので、
30~40%の成功率の中でそういったニーズに対してどう対処していくか考えるべき時期にあるのではないかと考えます。
また聞いた話によると、
今の国の考え方は保険治療では赤字になる部分もあるが全体として自費治療で収入が確保できているので
これからの歯科界は自費治療で収入を支える時代が来るのかもしれません。
(ここ何十年も歯科だけは医療費が2.5兆円に固定されています)
ただ、同じ歯科医院で保険治療から自費治療にしたからといっていきなり成功率が90%になる訳ではありませんので、
より患者さんの歯科医院を吟味する能力というものは必要になってくると思いますヽ( ̄∇ ̄)ノ
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