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感染根管治療後の歯根破折とヘミセクション

報告が遅れましたが、

「歯内療法専門医の意地と攻め方!」

http://eedental.jp/ee_diary/2014/09/post-1025.html 

のその後報告

【レントゲン】 

2016 EEdental  A1.jpg 

  

治療後、メタルTEK(金属の仮歯)で生活してもらっていたのですが、

治療を終えて1年後

2016 EEdental  A12(1).jpg 

頬側にまたフィステル(膿)が出てきてしまいまい、

歯内療法専門医の意地は脆くも崩れ落ちました。。。( ̄ロ ̄lll) 

 

患者さんと話し合い、折れている可能性が大

(術前時に話していたので患者さんも納得してくれていまいた)

 

インプラントはなるべく避けたいとのことで、

歯の前側半分抜いて手前の歯とブリッジにする案を出し

 

半分抜く「ヘミセクション」を行いました。

2016 EEdental  A12(2).jpg

 

抜歯した歯

2016 EEdental  A12(6).jpg 

今の所、歯に入ったヒビを検査する方法・器具などは存在しません。

ですので、折れているかは最後術者が破折線を確認した時

『歯根破折』という病名が付きます。

 

 

逆に言えば、根管治療がうまくいかず

「この歯は折れているかも」

と言われる場合も多くは折れていません。

 

根管治療中に先生に「折れているかも!? 抜歯しましょう」と言われたら

抜く前に専門の歯科医院に転院した方がいい場合もあります。

(きちんと根管治療したら残る可能性はあります)

  

今回の患者さん半分歯を抜き

抜歯した場所の歯ぐき・骨の治癒を5カ月待ち

2016 EEdental  A12(3).jpg

ゴールドブリッジをSetさせてもらいました。

 

歯根破折か分からず、患者さんには定期的に何度もレントゲンを撮らせてもらいました。

 2016 EEdental  A12(4).jpg

 

歯根破折診断器が開発されれば100万でも買いますけどね。

(誤差10%以内であれば)

 

以上、根管治療はメチャクチャ手ごたえあったのに残らなかったケースです。

(正確に言うと半分残した(-ω-;)ゞ)

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