Home> Archives > 2017年5月アーカイブ

2017年5月アーカイブ

久々の釣りday

日曜の夜から福井県の方へ移動して、

月曜日の朝からキス釣りに行ってきました。

 

基本私は遅巻きなので、目的以外のコチなどがよくかかるのですが、

この日は2本バリの1本にキスがかかったなぁ~と思い巻いていると

 

いきなりラインがもの凄い速度で「ビィ~~~~」と出て行き

これは何かかかったな!

 

でゆっくり巻いてきてみると

hirame.JPG

釣れたキスをヒラメが食い、ヒラメが上がってきました。

 

いやぁ~、キス釣りに行って人生で2回目の経験でした。

1回目は大学生の頃、昼飯を食べていて巻くのがめんどくさかったので

キスがかかったまま置き竿にしていたら、いきなり竿が大きくしなり

上げてみるとセイゴ(スズキの小さいの)が上がったことがありました。

 

今回まだまだキスは小さかったですが、一番大きなキスは25cmで

刺身+ビールで美味しく頂きました。

 

今、スルメイカが夜釣りで上がるそうなので、次回は夜釣りにチャレンジしたいと思います!(・ω・)ノ

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

3時間半の格闘

木曜は波乗りでヘトヘトになっていましたが、

昨日、金曜日はレジン治療でヘトヘトになりました(〇 □〇;)

  

期限付きで歯を治したいという東京の患者さん

(以前患者さんだったお母さんからの紹介)

2017 EEdental IA (1).jpg

典型的な日本人の口の中。。。

  

昨日は右下4本(写真の左側奥歯)の治療 

治療時間:3時間半(午後1人だけ)

銀歯を白くレジンで

2017 EEdental IA (3).jpg

 

 


 

こんな感じで修復を終え白い歯に

2017 EEdental IA (4).jpg

自分なりにアンレー充填が安定してきました。
 

ただ・・・

銀歯の下から虫歯が出るわ出るわ。。。 

 

インレーの中の歯髄付近なので、殆どが前回の治療の際の虫歯の取り残しの気がします。。。(・д・;)

 

虫歯1に呈して健康な部分を4~5削る「インレー治療(銀歯)」

 

虫歯を治療の為にやもうえず健康な歯を犠牲にしているのですから、虫歯はきちんと取らないと・・・

大きな虫歯を残して治療していては「トレードオフ」になっていない気がします(-ω-)

 

 

次回はホワイトニング後の前歯のレジン治療になります。

残り2回で全顎治療終了へ!

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

久しぶりの3ラウンドでヘトヘト

木曜日は仕事+波乗りDay

 

朝4時起床

前日に用意周到にポリタンに水を入れ、ウエットを積み込み(サーフボードは年がら年中車の中)準備をしていたので、起床後そのまま車で海に

IMG_1245.JPG

1ラウンド目 4時45分 入水

サイズ:肩 サイドオフ 面は良い

何本か3発ぐらい当てれる良いのに乗り7時帰宅

(久々にいい感触のグフィーでした)

 

9時から14時までEEデンタルで仕事

 

診療後、波情報を見て朝入った所がよさげ

 

14時半過ぎに入水

IMG_1246.JPG
2ラウンド目 サイズ:肩 サイドオフ 面は良い 

この時間帯もかなり良い波で結構遊べました。

 

  

その後、借りていた工具(DIY用)を返しに友人宅へ

不在の為会うことができず。。。

  

時刻は16時半

 

すぐさま、海に戻るか!

 

小雨降る海

IMG_1249.JPG

3ラウンド目 4時半過ぎから入水

サイズ:肩 サイドオフ 面がさっきより悪くなってきた

 

1時間ぐらいすると、満潮近くなり波数も減りサイズも下がってきました。

 

同時に私のパドル力もほぼ初心者並みになり、力尽きてきた為ここで終了!

 

久しぶりに1日3ラウンド(4時間半)入りましたが、

最後はかなりヘトヘトになり風呂では半分死んでいました(笑)

 

1日良い波に巡り合え、良い1日となりました!!

充実した仕事をしているから遊びがより楽しいとホント思います( ̄∀ ̄)ノ 

 

 

来たる6月の千葉トリップの為にパドルの持久力を付けておかねばと思う、おっさんサーファーでした(・Д・;)

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

術前写真を撮り忘れた。。。

術前の口腔内写真がありませんでした・・・

  

術後だけ・・・
2017 EEdental AK2 (1).jpg

2017 EEdental AK2 (2).jpg

プラスチック治療:12本

治療個所:右上4・5・6・7 左上4・6・7 左下:6・7 右下5・6・7

セラミッククラウン:1本

 

わざわざ岡山県からお疲れさまでしたm(_ _;)m

メンテナンス頑張ってください!

 

 

先日、全顎治療が終わりその後来院された患者さんが

「メンテナンスに行ったら井野先生のこと知っていて、レジン見て見分けがつかないと嬉しそうに言っていました」

と報告をもらいました(笑)

 

所詮レジンですが、天然の形を模倣をすると以前の銀歯より咬みやすくなったという患者さんも出てきます。

ただし、こういう患者さんはレアです(p・Д・;)

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

何か違和感のあるレントゲン像の感染根管治療

根管治療の際撮影させてもらうレントゲン

 
専門で行っていると、そのレントゲンから病態を推測します(・∀・)ノ

 

多くの場合はパターン化しており、これは根尖病変で治療の対象になるな、折れている可能性があるな、パーフォレーション(歯に人為的な穴)からの感染だな、側枝に感染がありそうなど推測をして治療の組み立てをします。

 

ただ中には術前時に病態をイメージできないケースもあります。

そういった場合CTを合わせて撮影するとよりイメージしやすくなることもあります(・ω・)ノ

 

デンタルレントゲン=2D

CT=3D

なので情報量が変わってきます。

 

今回のケースは術前にデンタルレントゲン、CTで病態が具体化できず、

治療に入ったケース

2017 EEdental ST1 (1).jpg

根の先に影がぼんやりあるのですが、歯茎からは膿みが出ていますヽ(゚Д゚)

過去に根管治療を2回行い治らないので外科までしたとのこと 

 

前の先生は長い金属の土台が入っているので外すのにリスクが高いと判断して外科をしたのでしょう。

ただ、専門でしていると長い金属の芯でもこんな外し方で歯にダメージを大きく与えず除去することもあります。

「リトルジャイアント+セメントスパチュラ」

 

因みに、動画を上げたあとある先生からリトルジャイアントを販売終了になっていますと連絡を頂きました。

日本には良い道具があっても治療費が安過ぎるのでペイ出来ない為、購入を控え結果道具が売れず廃止になってしまう悪循環。。。 

  

治療費が安いことは素晴らしいですが、医療の発展のブレーキになっているのは事実です。。。(-ω-;)ゞ

 

 

さて、患者さんに話を戻して、

コア除去後

2017 EEdental ST1 (2).jpg 

徹底的に中を洗い、水酸化Ca貼薬で置くこと9カ月

*この間矯正前の他の歯の虫歯治療を優先していました。

 

膿みもなく症状もないことを確認してMTA根管充填

2017 EEdental ST1 (3).jpg

根尖辺りの側枝にも綺麗に入り、ここからあらき先生の矯正スタート 

  

 

治療着手から1年半近く問題なく矯正が続いていたある日

「先生腫れてきました・・・」と電話が

2017 EEdental ST1 (4).jpg

ん~、術前と同じはっきりとした根尖(根の先)病変は見られず、歯の側面に問題がありそうな感じ、経験上側枝のような気が・・・(-ω-;)

 

患者さんも問題が出たら外科と話させてもらっていたので

外科的歯内療法を選択⇒ http://www.eedental.jp/surgery.html 

 

すると・・・

 

2017 EEdental ST1 (5).jpg

太い側枝があり、その横に過去に外科で削ったクレーター状の凹みに歯石がビッチリ!!

この太い側枝であれば、顕微鏡・拡大鏡で十分分かります。
 

ただし、これは側枝が怪しいという頭を持っていなければ、見ることができません。

 

術前時にある程度何か怪しいのか、どこに問題がありそうかという思考を持っていなければ1mmの問題も見落としてしまうものなのです。(歯科で1mmはメチャ大きな単位になります)

2017 EEdental ST1 (6).jpg 

↑側枝から出た細菌が下のくぼみを見つけそこにコロニーを作ったのではないかと推測

 

逆に根尖にはビッチリ骨があったので、根の先には問題はないと分かり、歯石の除去、側枝をMTAにて穴埋めして外科終了!

 

レントゲン

2017 EEdental ST1 (7).jpg

*酸化ビスマスの少ないMTAを使用した為側枝の封鎖が分かりにくいレントゲンに

 

余談ですが、現在私は2種類のMTAを使い分けています(・з・)ノ

1つは先発薬の「プロルートMTA(白)」デンツプライ

これは非常に信頼性が高く2000以上もの論文が有効性を示しています。

ただ、デメリットとしてレントゲンに写る為の造影剤(酸化ビスマス)が歯を黒く変色させます。

ですので、前歯などには使いずらい材料になっています。

http://eedental.jp/ee_diary/2011/11/mta-1.html 

  

今回女性の薄い歯ぐきだったので、黒色が透けるのを避ける為に

酸化ビスマスの少ないジェネリックの「MTA Plus」を選択しました。

(どの程度黒変が出ないかはまだまだ未知数 ジェネリックだから)

  

 

綺麗に処置できたので、これで矯正治療を続けてもらい、同時に定期診断をしていく予定です。

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

6月のお休みのお知らせ

休み大好き院長です!(~ε~)

 

6月4日から7日まで

初の千葉県へ波乗りに行ってくるのでお休みさせて頂きます。

 
  

偶然顕微鏡学会の懇親会で隣の席になった千葉県のサーファーの竹内先生に

「波乗り情報」「グルメ情報」を頂きましたので初千葉楽しんできたいと思います。

 

波乗り道場の「志田下ポイント」には行かないように気をつけます!!(かなりハイレベルでないと怒られるらしい・・・)

因みに志田下は東京オリンピックの会場です。

   

 

千葉は全くノーマークでしたが、実は

セントレアから成田まで今7000円ぐらいで行けるんですね!

知りませんでした。

 

 

ただ、1つ後悔が・・・

 

休みを6月4日からではなく3日からにすれば

フィッシュフライ:http://www.blue-mag.com/fishfry/ 

があり一度フィッシュフライに行きたかったです。。。(・ε・ )))

 

というお休み報告でした。

 

8月のお盆休みはなしで診療を行い、その振り替えで9月にお休みを頂きます。

また10月も15日~23日まで毎年恒例の波乗り週間でお休み頂く予定ですm(_ _ )m

 

正確にいうとこの休みの為に1年頑張っている!(・ε・)

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

歯根破折後、「スーパーボンドで接着修復」or「ヘミセクション」

私が釣りに行く日本海側から根管治療の依頼

2017 EEdental YA1 (1).jpg

レントゲン所見的には・・・

 

10のうち8ぐらいの割合で折れている所見・・・

 

症状を聞いても、『咬んだ時だけ痛い』

 

私の中の経験則からの基準で「歯根破折」を疑う場合

1、深い歯周ポケット

2、根の取り囲むような透過像(側面)

3、歯肉辺縁辺りのフィステル

4、咬合痛(咬んだ時に一瞬出るもの)

これらの条件が整う場合、高確率で破折を最近は疑います(ー。-)

 

患者さんと話した結果、二股の根のうち半分を残すヘミセクションを選択

2017 EEdental YA1 (2).jpg

その後、手前の歯を大きく削ってジルコニア延長ブリッジを製作

2017 EEdental YA1 (4).jpg 

患者さんにはこのまま使える所まで使ってもらう感じで

 

そして1年経過したレントゲン診察

2017 EEdental YA1 (5).jpg

骨もしっかりでき順調に経過しています。

 

歯を分割して抜く方法、

私は「接着修復より予知性が高い治療」ではないかなと思っています。 

  

折れてしまった歯を固執して残したい患者さんは「接着修復」を行っている歯科医院で相談してみてください。 

個人的には接着修復の上手く行っていない症例をたまに見るのでお勧めはしていません。

 

私が患者さんに言うたとえ話は

「お気に入りのマグカップを落として柄の部分が取れてしまいました。ホームセンターで陶器専用の接着剤を買い、くっ付けてみました。」

「おっ、くっ付いた!」

「と思いしばらく使っていたある日、ふとコツんとテーブルにあててしまった拍子に折れた柄の部分が取れるイメージありませんか?」 

「割れたマグカップを記念にテレビの上に置きっぱなしにしたらそのまま取れないと思いますけどね。」 

「口の中はくっ付けた後に物を咬む行為をして機能させねばなりません、残念ながらマグカップを一生テレビの上に置いておくような状態ではないのでね」

と例え話をしています。 

 

 

説明を続けると、

「私も過去患者さんの希望で3ケース行いましたが、最長で1年半で全て同じ所が折れました」

「大学の教授の歯も1年歯で再びまた折れてしまったと講演で聞きましたので、そんなに長くは使えないというのが今の私の考えです」

「ですから、現在接着修復はお勧めしていません」

「破折歯を悪くなり過ぎて抜くと骨が大きくダメージを受け次の歯を作りにくくなりますから、そういった面からもあまり勧められませんね」 

と説明しています。

 

不幸にも折れてしまった歯どうしますか?(・ω・)ノ

 

接着修復を希望する方は接着修復のケース数が多い先生の歯科医院で相談された方がいいですよ。

 

因みに今の所世界広しといえど、接着修復を積極的に行う先生がいるのは日本のみです(★。★)

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

3年にわたる前歯の根管治療

早いもので歯科医師となって18年目となります。

  

根の治療を専門として開業していると、

痛みが取れないという患者さんが年に5~6人ぐらいおみえになります。

 

半分ぐらいのケースでは根管治療で治りますが、

http://eedental.jp/ee_diary/2016/09/post-1469.html 

半分ぐらいのケースでは根管治療をしても治らず『非原性歯痛を疑い』そちらの治療を勧めます。

非原性歯痛:http://eedental.jp/ee_diary/2015/09/post-1241.html 

 

歯が原因の痛みではないのか?

 

痛みが取れない患者さんの多くが思う疑問だと思います。

 

私が患者さんに言うのは、 

最初は歯が原因だったのですが、長い間の痛みを脳が記録してしまい

歯の悪い所は取れたのだが脳が勘違いして痛みを出し続けている。

「痛み」というのは脳が作り出しているものであり、脳の勘違いを治す為には、そちらの治療をしない限り痛みは取れませんよ。

と、話します。  

 

この厄介な痛みの多くは歯科治療

特に【細菌感染対策もしない根管治療】がスタートなのです。

ですから歯科治療はどこの歯科医院で治療するかが非常に重要になるのです。

(病院で痛みを作り出していては・・・(★。★))  

  

専門の科で非原性歯痛の治療をしても全て治る訳ではありませんが・・・

1年で非原性歯痛が取れ無事セラミッククラウンを入れた患者さん:http://eedental.jp/ee_diary/2015/09/post-1259.html 

 

というように長く痛みで悩んでいる患者さんというのは非常に大変な治療になります。

(因みに女性の患者さんに多い病気だとも報告があります) 

  

 

今回の患者さんも関西の患者さん過去に近医で医療を受けられ痛みが続き

現在、東京の一流専門医の歯科医院で治療を受けているセカンドオピニオン

2017 EEdental AM (1).jpg

根の先に飛び出したガッタパチャーと根の病変

   

もうこうなると、基本的に歯科に対する不信感が大きくなっており治療は難しい患者さんになります。(仕方がないといえば仕方がありません)

話しを聞くと、1件目の歯科医院で歯を削り、2件目で痛みが取れないので抜髄+小矯正(なぜ小矯正が必要なのか意味が分からない・・・)、3件目で病変が見つかり再根管治療 

  

三流歯科医師の私は、

「一流の○○歯科医院でやってダメならまずウチなんか・・・」(p・Д・;)

  

ということで、

○○先生の方針に従い治療を続けられることを勧めセカンドオピニオン終了 

  

 

半年後・・・

 

「やっぱり治療して!」と来院

痛みは取れない可能性のあること、違和感程度のものは残る可能性があることを了承してもらい治療スタート

1回目歯の中を見て歯の中は綺麗であることを確認 

 

1カ月後の2回目

○○先生の治療で病変も小さくなってきているので、レントゲン上では治癒傾向にあることを説明

もうやることないんで根管充填して薬詰めて様子を見ます。

根管充填+レジンコア+仮歯

2017 EEdental AM (2).jpg

仮歯Set

2017 EEdental AM (3).jpg 

   

5か月後の治療3回目 インタビューのみ

時々痛いが長くは痛まない、痛みの頻度は減っている。

*基本的に私は根管治療後6カ月して痛みが変わらなければ神経系の治療をするように話します。

今回痛みが弱くなっているのでそのまま経過観察を選択  

 

1年後の治療4回目 インタビューのみ

1カ月に2~3回くらい痛い、こめかみを押すとラクになる。

日によって痛みの程度長さは異なるが、痛みは減ってきている。

 

1年半後の治療5回目

疲れた時だけ痛い

*痛みが取れてきたことにより他の歯の治療スタート

  

そして他の歯の治療も終わり根管治療から2年半

落ち着いてきたとのことでセラミッククラウンSet

2017 EEdental AM (4).jpg

さすがセラミスト!

歯の幅の修正までテクニックで補ってくれました!! 

 

私の作った仮歯

2017 EEdental AM (5).jpg 

セラミストのセラミック

2017 EEdental AM (6).jpg

歯の形状を少し出っ張らせ、シンメトリーに

  

仮歯との対比

2017 EEdental AM (7).jpg

黄色い線:仮歯

 

歯のポジションの為に小矯正をしたと思いますが、

個人的には、『教科書通りの理想の歯科医療』≠『良い医療』

に必ずなるとは限らないと感じ始めています。

 

理想の高い治療=ゴール設定が高い(ハードルが高い)

となりますので、そのゴールまで到達できず問題が起こることも考えられます。

  

上手な先生であれば問題はないと思いますが、私のような極々平均的な歯科医師であれば必要最低下の介入で得られるメリットの方がダイナミックな医療より患者さん利益に繋がっている気がします(・ω・;)

 

術前⇒根充後⇒セラミックSet

2017 EEdental AM (8).jpg

医療、特に自費の歯科医院は結果を出し続けないと存続できませんので、より慎重な診断というのが重要になると考える歯科医師18年目です。

  

以前にもオーバー根管充填で痛みが取れない患者さんがおられましたね

オーバー根管充填による痛み:http://eedental.jp/ee_diary/2016/03/post-1351.html  

 

科学的根拠なしに水酸化Caを歯の先からドバドバ流し出して治そう

薬さえきちんと入っていればという間違った日本独自の根管治療基準。。。

 

こんな間違った根管治療受ければ痛みに悩まされる日々が始まるかも知れませんよ・・・(-ω-;)

だから毎回書くように後戻りできない歯科医療は特に誰に治療してもらうかが非常に重要な分野なのです!!

 

と三流歯科医師は思う訳です(・ω・)ノ

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

海外からの患者さんと新規予約患者さん

早いものでもう5月、そして7月の新規患者さん枠も一杯となってしまった為

新規の患者さんのご予約は8月からとさせて頂いておりますm(_ _;)m

 

 

ここ最近、海外在住の方の治療が増えてきています。

4カ月日本に帰国するので、治療をしてほしいなどの理由です。

  

現在治療中の方は、台湾、ニュージーランド、アメリカ、アーストラリアなど

今日もベトナムから問い合わせがありました( ̄∇ ̄;)

  

海外からの患者さんの多くは今後問題が出ないように全顎的な治療を希望される方がおおく、

初診時に全顎検査をして治しておいた方がいい場所の提示をして、患者さんの希望があればなるべくまとまった時間の確保をして治療に入ります。 

レジン治療などでは1回でまとめて数本治療を行うことも可能です。

術前⇒術後

EEdental 2017.jpg 

 

ただ、2週間帰国するので初診時に時間を取って治療までしてほしい

などの希望もあるのですが・・・

 

現在の予約状況ですと、初診時に治療までは不可能な状況です。。。(p・Д・;)

 

初診時に診査してみないとどんな治療になるか全く分からないので、

基本的に初診時にはお話だけで治療は行っておりません。

患者さんの中には膿が出るから根管治療をと来院されますが、バックリ折れており治療不可で抜歯になることもあります。

 

開業時のような、1日患者さんが1人、2人の状況であれば対応できたのですが、

今は大体2週間ぐらいは治療枠が埋まってしまっている状況です。

 

大変申しわけないのですが、数週間の帰国での治療は現在難しい状況です。

 

基本的に私は焦って治療しても上手く行かないタイプの人間なので、時間にある程度ゆとりを持って治療したいと考えています( ̄ω ̄;)  

 

 

海外で医療を受けるとは相当不安だと思いますし、

以前、アメリカから帰国された方が、

「日本語で説明してもらえるのが安心する」

「アメリカで医療を受けてもEEデンタルぐらい費用はかかるし、何件か歯科医院に行ったがアメリカの先生が上手いとは全く思わなかった」

と話されていたのが印象的でした(・ω・)

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

問題なかった歯に4年後根尖病変(膿)⇒感染根管治療に・・・

過去に神経を取った銀歯などにセラミッククラウンを入れる際に

その歯の根管治療からやりなおすか?

やりなおさずにクラウンを入れるか?
 

model.jpg  
家で言えば、基礎からやり直すか?

壁・屋根の修復だけで済ませるか?

みたいないものです。 

  

これは同じ歯を見ても先生毎に診断が分かれます(・∀・)∩

 

根の治療が得意な先生、自信がある先生だと、

自分が入れるクラウンの歯に関しては病変など問題がなくても、

全て根管治療からやり直すというスタンスの先生もおられます。

  

私はというと、ケースbyケースで
・病変があれば当然根管治療からやり直した方がいいと話します( 'Θ')ノ
・病変がないがクラウン、コアの適合が悪い場合 その隙間からの細菌感染を疑いやり治した方がいいと話します( 'Θ')ノ

・病変がなく、きちんとした土台がはいっている場合は被せ物だけやり変えましょうと話します。( 'Θ')ノ

 
なぜ全ての根管治療をやり治さないか?(゜Д゜)

  

根管治療は治療できる回数が決まっており、うまく出来ても3回で打ち止めです。

ケースによっては2回の根管治療で打ち止め、次は抜歯になります。。。

  

一方、被せ物は根の方がしっかりさえしていれば5~6回ぐらいはやり代えのきく治療ですヽ(・∀・)ノ

 

すなわち、積極的な根管治療をしたが故に抜歯に近くづくことも考えられるので私は必要最低限の介入を勧めます。

(患者さんの希望があれば根管治療もしますが(p・Д・;))

 

というのが、私のスタンスなのですが中にはこんなケースもあります。

 

銀歯を白く治す治療で

2017 EEdental SK2 (1).jpg

銀歯の下は病変もなく土台もきちんと入っていたので、

患者さんに根には問題ないので被せ物だけ治療しましょうと話しセラミッククラウンを入れました。

 

4年経過したある日

セラミックを入れた歯が腫れてきた!と 

2017 EEdental SK2 (2).jpg

大きな病変が出来てしまっています(ー△ー;)

 

綺麗にセラミッククラウンを入れたのですが、これは一度外してやり直す必要があります。

2017 EEdental SK2 (3).jpg

ラバーダムをして、菌が入らないようにきちんと根管治療をして、

 

仮歯で生活してもらうこと7カ月

2017 EEdental SK2 (4).jpg

病変も綺麗に治ってきてくれていますヾ(^д^)

 

今回のケース開業以来初のケースでしたが、

個人的には根管治療をして5年以上問題なければ、そのままクラウンも選択肢の1つだとは思います。

 

ただ、極々たまにはこんなケースもありますので・・・(・ω・)ノ

 

積極的に残り少ない治療回数を消費するか?

多少のリスクはあるがそれを承知で悪くなってから治療をするか?

 

この辺りは歯科医師の考え方により違いがありますが、

今私の考えは「積極的な治療が歯を残すとは限らない」「必要最低限の介入で歯の保存を試みる」というものです(^ー^)

 

*セラミックの保障期間は5年なので5年以内に根管治療が必要でセラミッククラウンを外した場合、新たなセラミックの費用はかかりません。

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

MTA根管充填をするのであれば!

AAE(アメリカ歯内療法学会)後毎日

師匠、阿部先生、三橋先生、末永先生、田中先生と一緒に飲みに行っていました。

(エンドマニアな先生ばかりの集い)

  

そこでするのは仕事の話、特に歯内療法の話(笑)

 

色々な話をするなかで1つのトピックスに

「MTA根管充填」がありました。

   

1つのいい材料が登場すると乱用され、

次第に原則に従わず治療を行い材料の評価が落ち、ダメな材料みたいに扱われることがあります( ̄ω ̄;).。

 

MTAも一般的な材料になってきました。

 

また再治療の際根の先が大きく開いているようなケースには良い結果が出ています。

2017 EEdental KF.jpg

 

ただ、一度固まったMTAはセメントなので、簡単に除去することができません。

MTA根管充填をした歯に関しては次は外科的歯内療法が治療の選択肢になります。

 

ですので、

MTA根管充填をした際には、入れた先生が外科処置まで担当すべきかと思います。 

   

患者さん的に言えば、MTA根管充填をしてもらう際には

もしうまく行かなかった場合その先生が【外科的歯内療法】が出来るか?

などは確認しておかれた方がいいと思います。

外科的歯内療法:http://www.eedental.jp/surgery.html

 

EEデンタルでも今年に入りMTA根管充填をしてからの転院の患者さんがおられ、凄く大変な思いをしました。

(取れないことはないが凄く大変・・・)

 

MTAセメント(バイオセラミック)は非常にいい材料です。

ただし、材料より誰に治療してもらうか?の方が大きなファクターになると思います(・∀・)ノ゙ 

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

今日から診療を行います。

アメリカ歯内療法学会が開催されたニューオリンズのホテルから23時間無事戻ってきました。

色々勉強になり診療のアップデートをして行きたいと思います。

 

今日から通常診療に戻り、電話・メールでの返信を行います。

 

何かありましたら医院の方までご連絡ください。

よろしくお願いします。

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

Index of all entries

Home> Archives > 2017年5月アーカイブ

購読
Powerd By

Return to page top