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クラウンの治療費変更のお知らせ
- 2019年11月 6日 09:01
- EEデンタル NEWS
先日書かせてもらった 技工料金改定のブログ
http://eedental.jp/ee_diary/2019/09/post-1954.html
技工士の世界も離職率90%以上と厳しい世界
また時代の流れでCAD/CAMの導入コストなどで数千万円の設備投資が必要という状況です。
http://eedental.jp/ee_diary/2019/08/post-1944.html
でも書かせてもらいましたが、日本はかなり特殊な歯科事情ですが、
1つ言えることは、現在の歯科は世界中で同じような材料システムになってきており、
それに伴い治療費もグローバル価格とならざるをえません。
世界中で使う機械は同じでも、日本はこれまた特殊な事情で世界一高い価格で購入しています。
顕微鏡などはいい例で、同じ顕微鏡がアメリカでは日本の半額ちょっとで購入できます。
つまり、世界一高い設備費で世界一安い治療費で治療しています。
EEデンタルは世界基準での治療をスタンダードとしております。
また技工士、技工所、スタッフに十分な対価も支払うべきだと考えており、この度クラウンの費用を
2019年12月より改定させてもらいます。
まず世界のトレンドとしては、金属を使用しない方向になっております。
これほど何の疑いもなく、口の中に金属を使用する国は日本ぐらいで海外の患者さんの治療を行うと殆ど金属は使用されていません。
この理由は、
1、金属を使用しなくても治療が可能な時代となった。
2、金属の世界的な高騰
が上がります。
個人的には金属アレルギーの患者さんも毎年2~3人ぐらい見ており、
金属が口から無くなると症状が軽減するのを見てきて、使わなければ使わない方がいいなと思います。
ですので、EEデンタルでも脱メタルの方向で進んで行きます。
EEデンタルのクラウンですが、クラウンの種類は3つ(+1)になります。
・セラミッククラウン(ジルコニアフレーム):16万
*前歯など審美性の必要な場所にお勧め(周りの歯にあった色合わせを行います)
基本的に見える面の色合わせを行います。(裏面は真っ白)
基本的にセラミストは上手な人にお願いしており、「1m離れた相手からは人工の歯だとは分からないレベル」で仕上げます。
次に、
・フルジルコニアクラウン13万
大臼歯部や審美性をあまり気にしない小臼歯部にお勧め(周りの歯を参考に似たようなブロックで製作します)
*フルジルコニアの特性上どうしても白っぽくなってしまう傾向があり、前歯などにはお勧めできません。
ジルコニアブロックから削りだしたものにステイニング(色出し)して、完成となります。
*難しい色(B色、C色、D色)の患者さん、本物感を出したい方はセラミッククラウンをお勧めします。
・ゴールドクラウン10万+金属代(1g:6000円)
最後大臼歯にお勧め
*大臼歯でおおよそ5~6gの金属を使用しますので大臼歯で10万+金属代3~3.6万が必要となります。
なお当院で根管治療した歯で、その後のクラウンも希望される場合は、
上記のクラウン代より1万円引き となります。
フルジルコニアでブリッジも作ることは可能です。
ただ、現在のジルコニアブリッジの欠点としては、
メタルを使った修復に比べ接合部分が分厚くなる
メタルであれば黄色の幅ぐらいでスマートに作れるのですが、
ジルコニアの場合多少ボリュームが付いてしまいます。
それと、もう1つの欠点はフルジルコニアは除去がメタルに比べ多少大変になります。
(除去できないことはありませんので安心してください)
基本的にはこの3つのクラウンですが、どうしてもメタルボンドがいいという患者さんは
メタルボンド:16万+金属代(1g:6000円)がかかってきます。
以上がクラウン治療費改定のお知らせになります。
患者さんの負担が大きくなってしまいますが、
治療費に見合った努力を歯科医師、スタッフ、技工士が行っていきますのでご理解のほどよろしくお願いします。
追記:
現在治療中の患者さんで治療計画書に旧治療費で書かせて頂いている患者さんにつきましては、
12月以降も治療計画書の治療費で治療を行います。
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