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日本一疲れるエンドハンズオンに!
- 2021年4月 6日 09:13
- 井野セミナー 案内
エンド用のセミナースライドを泣きながら作っています。
(何で、こんな大変な仕事引き受けたんだろう。。。)
穿通の仕方
各工程の動画を作っております。
昔、友人の先生に言われた
「臨床家である限り技術継承はすべき」
とのアドバイスがあり、知りたい先生向けにと思っていたのですが、
根管治療は無菌的なアプローチの後は技術勝負!
はっきり言うと、抜髄を難しくしているのは「術者の技量の無さ」です。(上から目線ですみません)
ただ、そこには神業的な特殊技能より必要なのは正確な技術です。
誰でもスムーズに同じことが出来るを目標に動画など作成しておりますが、
これが結構大変!
*スライドのレジメと動画DVDとしてお渡しできるようにしています。
今の私の抜髄の術式は独特というか、
作業長は始め数字で管理せず、トライオートのモニターでチェックします。
この方法は勤務医の時から行っている方法で結構使えると思います。
昔からラクして結果の得られる方法を考え続けています。
(臼歯部レジンのレシピなども同じです)
なぜEMRで作業長を測らないか!?
答え、
『メンドクサイから』(笑)
嘘嘘、【治療時間の短縮の為】です。
「えっ、作業長測らずタイトに根管充填できるのか!?」
GPを根管内で止める為の計測を、
根管洗浄を行って綺麗に根管内をしてから行います。
根管治療の世界では0.1mmは非常に大きな単位ですが、
湾曲根管などでは、作業長は最初に測っても根管拡大を行い根管がストレート化していくと
最初測った作業長とは異なり、むしろオーバー気味で治療を行うことになります。
また、今の臨床では正確な根尖の位置は分かりません。
根尖付近はどこまで触っていいか!?などの指標も学派で考え方が異なる現状です。
電気(EMR)で一番正確に分かるのは、歯の外か中かの電気信号です。
トライオート2の画面の「赤」「オレンジ」でその根管の作業長を識別しています。
昔のトライート1なら赤 緑で識別
私の抜髄コンセプトは、できるだけ1回法で抜髄即充を行うです。
そもそもなんですが、
抜髄は小外科手術で「体の中(歯髄)と外(口)を繋ぐ治療」です。
外と中を繋ぐ【魔界トンネル】は早めに封鎖しないと、魔物(細菌)を体の中に招き入れてしまう恐れがある治療です。
*お暇なら ⇒幽遊白書、魔界の妖怪が人間界へやってくるという現象の解説 (myzerun.com)
抜髄歯は「時間との勝負」です。
また、患者さんが沈静なしで耐えれる時間は1時間ちょっとが限界です。
抜髄を素早く行うためには、
簡単です、【手技的エラーを可能な限り少なくする】ことです。
例えばパフォを起こせば、ファイル破折をすれば、治療回数は1回増えます。
細かく言えば「レッジ」を作れば修正するのにも時間がかかります。
後、抜髄の治療設定は、
「可能な限り根管内に内容物を残さないようにして、根管充填は根管内にとどめる」です。
穿通、拡大、洗浄、根充を
小臼歯40分 大臼歯60分ぐらいを目標にしたいと思っています。
1dayの為詰込み詰込みで、どんどん前に前に進む講義です。
座学ベースのことはお話しません。細かい術式においての勘所はお話します。
当日はたくさん練習して悩んで術式で困った所を私に聞いて解決するという手法を取りたいと思います。
はっきり言います、つまずいて気づいた者勝ちです。
先生方が当日つまずいた場所は、たぶん私が何度もつまずき、転んだ場所だと思います。
と同時にその場所の解決策を知っているので、つまずいた場所の解決策を聞いてもらった方がいいかなと思います。
うまく出来た先生はそれでOKです、成功体験こそいいイメージを得られます。
普通はつまずいた所は自分で悩んで解決策を探るのが臨床ですが、答えは先に言います。
1回 6人 少人数制でやりますので色々聞いてください。
たぶん日本一講師が疲れるエンドハンズオンになるかと思います(笑)
こんな濃い内容2dayでやってよ!とたぶんアンケートに出てくると思いますが、
*レジンセミナーアンケートでも何度も書いてありました^^;
片頭痛が怖くて2日連続で講義が出来ないので1day詰込みセミナーにさせてもらいます!
一応、セミナーは1年3回 を3~4年行います。
*たぶんその後は50歳を過ぎる年齢になり疲れてしまうので、またしばらくやりません!
50~70人の先生に術式、勘所をお話し出来ればなと思います。
エラーの少ない根管治療を学びたい先生、ラクな方法を知りたい先生、私の術式に興味のある先生向けです。
マスターしたら他の先生にも教えてあげてください、そうすることで目的である技術継承につながります。
以上、抄録的ブログでした。
Ni-Ti拡大動画 「プロテーパーゴールド」使用
セミナー前に見てきてもらいたい動画は随時アップします。
セミナーの募集は知立研修室
ホーム | 知立研修センター (chiryu.biz) まで
*2021年は満席となっております。
追記:2022年の予定日は決まっておりませんが、
ありがたいことに2022年の受講希望の先生が申し込みをされているようです。
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