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矯正治療後に抜歯宣告された歯の根管治療

そらぁ~、一応歯内療法専門医だもの! - EE DENTAL_Blog

 の予後報告になります。

 

患者さんは20代女性

抜歯宣告を受けEEデンタルへ

  

初診時のレントゲン

2021 EEdental KiR (1).jpg

10カ月前に抜髄した歯とは思えないぐらい歯の残存量が少なく

病変の形も楕円形で歯が折れているように見える。。。

  

患者さんには抜歯も考えられる状態だが、20代ということもあり

残す方向でトライしてみるか!?

  

患者さんの希望で残す方向で治療を行うと、

上のレントゲンの図の黄色の場所にパーフォレーション ⇒パフォリペア

& 3本の神経管に対して1本が見落とされ手づかずでそこから排膿

& 遠心根も触るとファイル破折が見られ、破折ファイルの除去を行う

 

正直、患者さんが可哀そうなぐらいな治療の質。。。

(他の先生の治療の質など言えるレベルの歯科医師ではありませんが、ちょっと前に抜髄した歯とは思えません) 

 

治療回数3回で何とか仮歯まで入れ経過を見ていき、

 

 

先日、他の歯の治療の際にレントゲンを撮らせてもらいました。

2021 EEdental KiR (2).jpg

良い感じで骨もしっかり出来てくれており、患者さんも問題なく咬めるとのことでした。

 

また、このケースも先日書いた「水酸化カルシューム」の押し出し治療の跡が・・・

2021 EEdental KiR (3).jpg

痛みと膿が再発し続ける歯の根管治療 - EE DENTAL_Blog

 

特に手間のかかる根管治療は、赤字治療の代表格です。

  

非常に手間のかかる根管治療1万円(銀歯を入れても2万円以下)

根管治療より手間のかからないインプラント治療40万円

経営者であれば後者に力を入れるのも無理はないでしょうが、患者さんの立場であれば自分の歯は無くなります。

   

自分の歯を少しでも残したい患者さんは、

根管治療に力を入れている歯科医院に行った方がいいですよ!(・∀・)

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