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オーバーしたガッタパーチャー

根管治療の際に中に入れるガッタパーチャー

歯の長さを電気長根管測定器などを使用して把握するのですが、

たまに、歯の外にオーバーしてしまうこともあります。

 

術前

2024 EEdental NAY (2).jpg

かなりガッタパーチャーが外に飛び出ています。

この状態でも患者さんは症状が無かったので、治療の対象歯にはしていませんでした。 

  

ただ・・・、

 

他の歯の治療をしていると、触りたくない歯に限って土台毎折れて取れてきてしまいました。

たぶん2回ほど根管治療をしているのでしょうね、残っている歯質も殆どありません。

また歯肉縁下にもパフォレーション上の部分があり・・・

 

特に根管治療は治療毎に健康な歯がどんどん少なくなる治療です。

特に顕微鏡なしで土台除去をするとこういう感じになってしまいます。 

 

患者さんは残す方向で治療を希望されたので、根管治療~セラミッククラウンまで行いました。

2024 EEdental NAY.jpg

たまたまガッタパーチャーが一塊で引っこ抜けたので綺麗に除去できましたが、

根尖を#80(0.8mm)近くまで削っていれば、ガッタパーチャーは出やすくなります。

根管充填材はMTAセメントを使用

  

 

綺麗に治療出来たと思います、今回のケースは根管充填材が出過ぎですね^^;

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