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隠れて「入れ歯」製作
- 2024年2月10日 09:02
- EEデンタル こだわり
去年パシフィコ横浜で行われた国際歯科大会の閑散としたフロアー(メイン会場は凄い人でした)で、公衆衛生とか、入れ歯の講演が行われていました。
そこで偶然青島先生にお会いして(静かなフロアーだったので演者の先生はスライド作っていたのでは!?)
「あれ!?井野先生なんでこんな所にいるの!?」
『デンチャー(入れ歯)の勉強を』
「えっ!?デンチャーやっているの!?」
『隠れて・・・』
ブログでたまに入れ歯の報告していますが、実は年に5床(部分入れ歯)ぐらいは作っています。
ただ今年は既に4ケース目(笑)
昨日は比較的大き目の部分入れ歯の咬合採得(咬み合わせ)を
送られてきたロウ提
右下67・左下567欠損
残存歯は治療済み
右側のクラスプ(金具) Tバー
左側のクラスプ Tバー
凄いなぁ~!と思ったのが前歯舌側のレスト
で、口腔内に試適
無調整でこのフィット!
患者さんの叢生を利用したレストは初めて見ましたが、凄いですね、入れ歯専門の技工士は発想力が違う。
*こんな場所に金属を持ってくるのは入れ歯が沈下しないようにです。
入れ歯が沈下すると歯茎を押すので痛みが出やすいので入れ歯はこのような配慮こそ長く使える入れ歯になります。
と言っても私は何にも考えてないんですけどね。
取った所印象の、咬んだところバイト!であとは技工士任せ(笑)
大学時代学校の先生に入れ歯の設計は歯科医師がするものと教えられましたが、どう考えても年に数件の人間より毎日やっている技工士の方が長けていると思います。
先日もわざわざ北海道の患者さんが入れ歯を作りに来てくれましたが、
入れ歯Set後「先生、凄い!凄い!」と感動されていました。
患者さんが言うのは周りの知り合いに入れ歯はもの凄く不便で痛い物的なことを聞いていたようで、入れた時に違和感が凄く少なくビックリしていました。
当然私は、「あっ、特に自分は何にもしてないですよ。技工士さんが上手なだけ!」と
もう傍から見ると【何が専門なんだよ!】という状態
その道の専門医からみても、あんな「何でも屋」は専門医ではないと言われそうですが、
個人的には飽き性で1つの分野治療の連続って正直飽きるんですよね(★。★)
だから自分的にはこっそり色々やった方がたまに専門分野を治療する時に新鮮な感じがします。
ただ、効率だけ考えれば、1つ、2つの専門分野に特化した方がいいんですけどね^^;
追記:入れ歯だけで仕事を受けるのはしていません。全顎治療を行いインプラントやブリッジは嫌という方のみ治療しています。
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