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奥歯の片方だけの神経治療

今回は凄くイレギュラーな治療ですが、 

激細根管の歯内療法と歯髄断髄法 - EE DENTAL_Blog 

2024 EEdental MAA (1).jpg  

第2大臼歯に行った断髄

あの後、10ヵ月後の経過もよかったのでかかりつけの歯科医院でジルコニアアンレーを作ってもらったのですが・・・

ジルコニアアンレーが割れて外れた後から、痛みが出てきた。

2024 EEdental MAA (2).jpg 

近心よりのジルコニアが割れて取れています。

 

 

ここ1年ぐらいの私の見解ですが、第2大臼歯にはフルジルコニアはやらなくなりました。

私が治療させてもらったケースでも問題が起こり始めており、フルジルコニアの取り扱いは止めました。 

 

固すぎて、口腔内(他の歯)の経年変化について行けないのが原因だと推測しています。 

 

比較的新しい材料にはどうしても起こってしまう問題であり、

やはり第2大臼歯にはゴールド修復に勝るものはないなと思っています。

*ただ色が「金色」というのが現代では嫌われますが・・・

 

歯科は新しい材料・テクノロジーが良いとはならない典型的なケースかと思います。

私は患者さんに言うのは

「歯科の場合、昔からある材料、続く方法が良いもの」と説明しています。 

 

 

と言うことで抜髄を行うことにしました。

いざラバーダムをして治療を行うと遠心根の神経は生きている

近心根の神経からは出血がなく、

「遠心根の神経残せるんじゃないか!?」

 

と言うことで患者さんの先生に説明を行い

遠心歯髄保護、近心根抜髄という5年に1本ぐらいの超イレギュラーな治療を行うことに

2024 EEdental MAA (3).jpg

基本的にはあまりこのような治療はしませんが、歯科医師の先生で治療方針に納得してくれたいたので行いました。  

 

先日半年予後での来院

2024 EEdental MAA (4).jpg

根の方に問題は出ていないようです。

 

先生も怖くて未だに補綴していないそうですが、今の所問題無さそうなので

先生には「白い詰め物諦めて、ゴールドアンレー入れてもらった方がいいですよ」と説明させてもらいました(笑)

  

巷では、ゴールド修復は古い! 時代はCAD/CAM、ジルコニアみたいな風潮ありますが、

オールドタイプの歯科医師なので、新しく出てきた材料ホントに良い材料なのか!?と懐疑的に見ています。 

この辺りは先生のスタイルですが、私はどうやったら長く1本の歯を持たせれるか!?を考えたいので患者さんの白い歯の希望を叶えられないこともあります。。。   

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