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歯内療法日記: 2017年8月アーカイブ

外科(歯根端切除後)の感染根管治療 術後2年

http://eedental.jp/ee_diary/2015/07/post-1213.html

の患者さんから連絡があり、

 

「歯がかけた」とのこと

 

実際見せて頂くと、大きくかけています。

 

ぱっと見て抜かずにすみそうだったので、

以前治療させてもらった「大きな病変」の経過を見せてもらいました(・∀・)ノ

   

レントゲンを撮らせてもらうと

2017 EEdental IM3 (5).jpg

だいぶ骨が出来てきてくれています!

 

個人的には、外科(歯根端切除術・外科的歯内療法)を行うのであれば

一度歯の中(根管)を専門医に治療してもらってからでも遅くないと思います(・ω・)ノ

 

日帰りでできますが、外科処置は再根管治療よりリスキーで失敗すれば多くの場合で抜歯になります。。。

2017 EEdental IM3 (2).jpg 

「→」が歯を切った部分です。

 

 

汚れた細菌まみれの歯の中の外科をしても、多くの場合で失敗します。

根管治療の失敗の多くは歯の中に細菌感染をさせてしまった為に起こっていることですから、

原因である歯の中の掃除がまず第一に行うべき治療になりますヽ(・д・ )

 

 

今回の歯も待てばもう少し骨できそうですね!

2017 EEdental IM3 (1).jpg

*偏心投影 

 

折れてしまった歯はこの後被せてお終いです!(・ω・)ノ

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パーフォレーション1年後経過報告

http://eedental.jp/ee_diary/2017/06/post-1602.html 

 

2017 EEdental SY5.jpg

今週ゴールドクラウンを入れさせてもらいました。

 

これだけ骨が出来てくれれば安心していいと思います(^ー^)ノ

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抜歯通告から感染根管治療2年後

2015年11月にブログに書かせてもらった患者さん

http://eedental.jp/ee_diary/2015/11/post-1277.html 

 

術前⇒2年後

2017 EEdental IM(3).jpg

出来過ぎぐらい綺麗に治ってくれました!

  

根管治療は専門性の問われる治療の1つでもあります(・∀・)ノ

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歯内・歯周病変 感染根管治療+外科的歯内療法

http://eedental.jp/ee_diary/2017/08/post-1626.html 

2017%20EEdentalMN.jpg

 

治療動画の写真の羅列を

DSC00835.jpg

口蓋側には発達した舌盲孔があり、溝には歯石がビッチリ

プロービングしている場所からは排膿(風をかけると膿が出てくる)

  

DSC00839.jpg

頬側には13mmのポケット

 

DSC00838.jpg

舌盲孔と歯髄腔は繋がっている

⇒超音波で溝を削りレジンで封鎖

 

治療2回目 

DSC00841.jpg

1回目にスケーリングをして改めて2回目の治療時にプロービング

口蓋側には15mm以上のポケット

プロービング時にドバッと排膿

 

3回ほど洗浄して2カ月様子をみるも改善はない・・・

 

よって、外科的歯内療法へ移行  

DSC00844.jpg

舌盲孔はかなり深い部分にまで入っており

遠心の骨は全くありませんでした。。。

  

溝は

DSC00846.jpg 

MTAでトライしたのですが、出血で流されてしまう為

スーパーボンドを使用して封鎖 

 

で、3か月後

2017 EEdentalMN(2).jpg

こんな感じで経過しております。 

 

簡単なエンドは存在しないというのをひしひしと痛感。。。

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親知らずによる虫歯

どうも、右上の親知らずを抜いて上顎洞炎になった院長です(笑)

 

現代人でまともに親知らずが生えている人ってイメージ的にいえば1~2割ぐらいだと思います。

  

多くの場合で中途半端に生えている親知らず

特にそこに食べカスが詰まりやすい患者さんは早目の抜歯をお勧めします。

 

 

親知らずによる虫歯で治療させて頂いた患者さんの1年予後チェックでした。

http://eedental.jp/ee_diary/2016/08/7-3.html  

上顎:

2017 EEdental YA (1).jpg

下顎:

2017 EEdental YA (2).jpg

上下共に問題なく経過しています!(^―^)

 

親知らずの影響による虫歯治療は難易度が高いのでなるべく虫歯にしないように気を付けてくださいね!( ̄∇ ̄;)

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歯内・歯周病変 根管治療+外科処置

当院を受診したのが3月の患者さん
2016年の12月から根管治療をしているが膿が止まらない
10年前にも一度膿が出たがその時は切開のみ行ったということ
 
レントゲンを見てみると

大きな病変があり遠心には深さ15mmのポケット
 
図で表すと
2017 EEdentalMN (1).jpg
根の先の膿が歯の横をつたわって排膿している状態
 
また顕微鏡でよく見ると口蓋側には舌盲孔(歯に溝が入っている)
 
 
前歯の側切歯は前歯の中でも色々なパターン・特殊な歯の形態が多く予後が特に悪い歯です。
ですので、前歯を抜きたくないという患者さんは側切歯に関しては専門医に診てもらうのも一法です。
 
 
今回の歯、
洗浄をすると一時的には良くなるもののちょっと経過するとまた膿が出るの繰り返し。
 
3回根管治療を行っても排膿が止まらないので、根管充填+外科を行うことに。
  
 
外科をしてみると、遠心には殆ど骨はなく(スル―&スル―)、近心の一部の骨で歯を支えていた感じでした。
 
また、根尖付近まで舌盲孔(溝)がありそれに沿って歯石も見られましたので、根表面の掃除をして、溝にはスーパーボンドを入れ菌の足場を除去
  
 
そして、今週3か月予後
膿も全く出ておらず快適とのこと
最初に15mmあったポケットも3mmに改善
  
レントゲンを撮ってみると
2017 EEdentalMN (2).jpg
おっ!少し骨できてきているね! 
  
と言ってもまだまだ予断は許しませんが、外科直後より悪くなっている感じはなし!( ・з・)ノ
 
この後も定期的にレントゲン審査をしていきます。
 
 
昨日の側切歯といい、側切歯の治療はかなり難しいケースが多いです。
*専門で行っているのでそういうケースが必然的に集まるとも思います(;・∀・)ノ
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感染根管治療 内部・外部吸収

今年の初めに治療させてもらった患者さん

http://eedental.jp/ee_diary/2017/02/post-1553.html 

 

基本的に私は外部吸収に関しては、

症状が無ければ放置が最も歯の寿命を延ばす1つの選択肢だと思っています。

*昨日のブログの【生存率】です。

http://eedental.jp/ee_diary/2017/07/post-1623.html 

**必ずしも医療行為が歯の寿命を延ばすとは考えません。

 

 

ただ、今回の患者さんは細菌感染をおこしたようで膿が出てきていたので治療に介入させてもらいました。

 

治療後6カ月

2017 EEdental Ka.jpg

患者さん曰く、膿もなく、生活に何ら支障ないとのことヽ(・ω・)

 

何とか残ってくれそうな雰囲気が出てきました!

 

しかし、 

MTA(バイオセラミック)の登場で根管治療の基準が変わったのは事実ですね。

万能薬ではありませんが、飛躍的に歯科医療が進んだのは素晴らしいと思います。

 

個人的には本当に良い材料と言えるのは「MTA」ぐらいで、

ネットで書かれている色々な他の薬剤・薬などは40~55点だと思っています。 

  

 

薬剤治療にこだわる患者さんへ、 

そんなに革新的な材料ってポンポン出ないですよ(・д・;) 

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