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歯が溶けて無くなる内部吸収・外部吸収 感染根管治療

15年前に膿が出て一度根管治療を行ったが最近また膿が出てしまい

近医で抜いてインプラント治療と言われた40代の患者さん

  

歯茎には

2017 EEdental KM (1).jpg

膿が出ている形跡が・・・

 

レントゲンを撮ってみると

2017 EEdental KM (2).jpg

歯の真ん中辺りに歯根吸収が見られます。

*紫色が歯根吸収部分

**隣の黄色の線が正常な歯の輪郭

 

患者さんと話合い、保存はかなり難しい治療になりそうであることと説明

 

ただ、私の言った

「根管治療専門でしてる人間からするとこういう超難度のケースは是非トライしたいんだけどね」

の一言で治療できるのであればお願いしたいとのことでトライさせてもらいました。

 

丁度その頃日本でも発売されたXP-Endo finisherを入手していたので

 

これを使えば何とか掃除出来るだろうと企みました。

 

この「XP-Endo finisher」1本のファイルが激高で

普通のヤスリであれば1本100円ちょっと

このファイルは1本3000円オーバー。。。

(しかも使い捨て推奨) 

 

いざ治療を始めてみると、前回の根管治療の形跡はなく

歯を削っていくと歯の中には歯肉が充満していました。

2017 EEdental KM (3).jpg

またこの歯は2根管で小さな神経管と大きな神経管の2つがあり

大きな神経管の方に吸収が起こっていました。

    

この吸収形状だとXP-Endo finisherでしか触れない部分が出てくるのですが、

使った感想は「動画のようには削れてないねこれ!?」

歯の中の肉芽組織(肉)はなかなか取れてきません。。。

 

私のファイルの好みは良く削れる

「ボルテックスブルー」や「プロテーパー」などなのですが、

全く切削感がないので、途中から次亜塩素酸Naを入れて歯肉を溶かしながら削っていきました。 

 

XP-Endo finisherは他のファイルで根管形成後に

消毒剤をかくはんする道具的なのですが、

今回のようにかなり太い根管であればベンディングしたレンツロでもいいかも・・・

  

その他、超音波チップを曲げて(ベンディング)して根管形成・清掃の方を行いました。

 

顕微鏡下でやっていてもどこが歯で、どこに穴が開いていて、どこが骨かも分かりませんでした。

 

 

その後、水酸化Caを貼薬して様子をみること2カ月

フィステル(膿)が無くなったところで根管充填

 

レントゲン

2017 EEdental KM (4).jpg 

小さな神経管は通常通りガッタパチャー

穴の開いた大きな神経管にはMTA

 

過去さかのぼっても一番MTAを使ったケースです!

モクダ商会にもらったMTAプラスが無くなりました。

 

後はアクセスホールにレジンを詰めて終了!

2017 EEdental KM (5).jpg

自分が出来ることは全てしたので、この歯が保存できることを願います( ・ω・)ノ

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