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来たぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜! 2つの遠心頬側根(DB2) 根管治療専門

以前、奥歯には遠心頬側第2根管があると講演できいたのですが、

http://eedental.jp/eeblog/2012/05/post-526.html

これまで一度も見たことありませんでしたヾ(;´Д` )

 

しかし今日、一番奥歯を治療していると、

 

「こ、これは!」 

 

「DB2!?」

 

EEdental DB2(1).jpg

ちょうど神経管の穴を結ぶと十字のような形になっています。

 

DB2とか、MBとか、DBとか、Pとか一般の方からすると暗号ですよね

その他にも、ここの歯で言うとまだまだ暗号ありますよ、MB2とかMB3とかねヾ(・_・;)

 

奥歯などの大きな歯は1本の歯でも神経管が複数でてきますので、

歯の中の住所的なものです。

 


D:ディスタル-遠心側
M:メジアル-近心側

番地

B:バッカル-頬側
P:パラタル-口蓋側

 

例えば、

DB:遠心頬側 (遠心町頬側番地)

MB:近心頬側 (近心町頬側番地)

 

ですので、歯医者間で「MB根」と言われれば、あの部分の神経ね!と直に分る訳です( ・∀・)ノ

 

 

今回のこのDB2 感染根管処置で石灰化(神経管が細くなる)しており

神経管の上部のみしか開けることができませんでした(⌒_⌒;

 

ここの部分の神経の治療は前の先生もノーマークで、全く手つかずの状態でした、

これは顕微鏡でよく歯を観察していてたまたま見つけれたものでした。

(最初、0.1mm以下のヒント様の所見しかありませんでしたので、裸眼で発見することはまず無理だと思います。。。) 

 

拡大するからこそ見える、分るものもあります!

 

非常に個人的な意見で申し訳ないのですが、

この歯は、

「抜髄時に出会いたかった歯」

ですね! (ノω`)ノ

 

 

 

 

それともう1つ御報告を

以前5月のIFEAで「第2大臼歯の複雑な根管形態」のテーブルクリニックをさせてもらう予定だったんですが・・・

 

30分のスライド全部英語でないと駄目ということで、テーブルクリニック無くなりました。。。

 

また機会があればどっかで同じネタで発表させてもらいますm(_ _;)m

(今回の歯も上顎第2大臼歯だったので、発表のネタにはなりますね!)

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