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歯科医師過剰過剰問題

年末

「歯科医師が2029年に約1万4000人過剰となるという推計を厚生労働省がまとめた。厚労省は文部科学省と連携し、歯学部定員の削減や国家試験の合格基準引き上げを検討する。」

というニュースがありました。

 

人口の減少、虫歯の減少から歯科医師の過剰問題が言われています。

ホント、小学生の虫歯は【激減】しています。

  
現状の日本の歯科界からすると、 

虫歯が激減したのは国と歯科界の努力だと思いますが、なぜ虫歯を減らした分治療費の上乗せを要求しないのか!?

*自分たち歯科業界の「食い扶持」を減らすことしているのですから、努力の見返りを多少は要求すべきだったと思います。

 

今や東南アジアでそこそこの設備の歯科治療を受けた方が日本の保険治療より費用がかかると思います。

 

 

話を戻して、  

「歯科医師過剰」これは昔から言われていたことなのですが、
 

実は歯科界一番力を持っているのは歯科大学(私立)であり

歯科医師が減ると一番困るのは収入が減り廃校に追い込まれる歯科大学です。

   

ですので、何十年も歯科医師が足りていないとのデーターで廃校を免れてきました。

*未だに30年後は歯科医師が減少するなどの記事もあります。

 

 

ぶっちゃけ、開業医からすると歯科診療所は過剰も過剰

 

私の実家の1キロ圏内にもここ2年で3件の新設歯科病院が誕生しました。

実家の診療所から100m隣に歯科医院が、そのまた200m隣にも歯科医院があります。

近所には50m隣に歯科医院ができた所もあります。

 

ざっくり1キロ範囲に9件ぐらい歯科医院があります。

 

一方内科などは校区に3件程度しかありません。 

  

また問題なのは数ではなく、

都会に歯科医院が集まり田舎に歯科医院がないという所だと思います。
  

 

もう1つの問題は、学生の問題   

私立歯科大学に入って2000~3000万もの学費を払って、歯科医師になれなかったら・・・
  

大学という歯科の間口は広く、国家試験という出口を狭めたら

当然、お金だけ大学に吸い取られて6年間の人生を無駄にする学生が続出

(パチンコのフィバー状態でどんどん貯まる一方) 

 

 

こういうことが言われていても何も変わらないのが歯科界!

 

今後も「護送船団方式」でのらりくらり、なぁなぁで行くんでしょうね(笑)

   
 

 

自分は開業医でそういった政治にも興味がないので、

医学の勉強をして自分の歯科医院に来てくれた患者さんに向き合うだけです!ヾ(・ω・)ノ
 

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