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歯科医院選びと歯の寿命

三流歯科医師の私がいうのもなんですが・・・

    
歯科治療は同じ処置を行っても、腕の差というものは如実に出てしまうものです。

当然上手な先生に治療してもらった方が術後のトラブルは少ないですが、

上手な先生でも成功率が100%にならないのが歯科治療

 

 

今回の患者さんは近医からの紹介

15年前に根管治療をしたが疲れると腫れて膿が出るとのこと

 

レントゲンを撮ってみると・・・

2017 EEdental MZ (1).jpg

何これ!?

 

カス程度のガッタパチャー、近心根分岐部にパフォ、近心に根尖病変

 

15年前って私も歯科医師をやっていましたが、

そんなに機材がない時代ではないと思うのですが。。。(・Д・;)

 

 

患者さんはまだ30代の女性でしたので、何とか抜かずに残す方向で治療スタート

 

まずは、パーフォレーションリペア

2017 EEdental MZ (2).jpg

 

その後、根管充填

2017 EEdental MZ (3).jpg

*遠心根は病変もなく石灰化していた為、開けれる所までをワーキングレングスに

(病変も無いところをHファイルでゴリゴリやっても意味ありませんからね!)

  

 

根充後6カ月

2017 EEdental MZ (4).jpg

おぉ~、骨が出来てきてくれていますヾ(・ω・)ノ

 

患者さんに聞いても腫れや痛みは無いそう。

 

治癒傾向が出てきたので、

かかりつけの先生の所に戻って頂きクラウンを入れてもらうことになりました。

 

初めての神経の治療と違い、再根管治療は細菌感染しているだけ治療は難しくなります。

また、前回の治療で医原性の問題を起こしていると更に難易度が高くなります。

 

つまり1回目の根管治療が歯を長く残す為の1つのポイントになります(・∀・)ノ

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