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Cr-endodontist(クレドドンティスト)ならではの1回法による根管治療
2007年のEEデンタル開業当時
日本には根管治療を専門とする先生は5~6名ぐらいで
しかも大きな都市にいるという非常に専門医の少ない時代でした。
私もこの1人になろうと豊橋で開業してみたものの
流石に田舎で自費専門の歯内療法専門医は成立せず、
「これは、食えない・・・」となり
虫歯治療、特にレジンにも力を入れた次第であります(・∀・)ゞ
私のレジンの恩師 高橋先生にレジン症例など見てもらい懇親会の席で
「レジンとエンドの2つの専門になるならCr-endodontistだね」
と命名してもらい早10年
今思えばこの2つの専門を組み合わせたことにより
【独自色】を出せるようになってきたなと思います(  ̄0 ̄)ノ
上の歯の根管治療を2カ月やっているが治らないという患者さん
2回目の治療予定だった前日に
「急に左下の歯に激痛が出て痛すぎる!」
とのことで、急遽治療内容を変更して
レントゲン
神経にまで達する大きな虫歯・・・
ちょうど治療時間を1時間45分頂いていたので、
神経の処置を行い、そのままレジン充填で治療を1回で終わらせました。
レジンコア+レジン充填後
レジン充填
本来、歯内療法専門医とは歯内療法だけを専門に行います。
*ただ、アメリカなどの専門医はインプラントまでやっちゃっていますが・・・
歯内療法専門医は分業制であり、根管治療後被せ物担当の他の先生が引き続き治療を行います。
多くの場合被せ物を前提で治療をしますので健康な歯が半分以上残っていても
最後は「ドバッ」と削って被せで咬み合わせの復活を行います。
現状自費の根管治療を受けた患者さんの多くは、
できるだけ自分の健康な歯を残したいとの希望が多い気がします。
2つの専門を持つことでそういった患者さんにもマッチング出来ているかなと思います。
以前、あったのは他の歯内療法専門医で抜髄+レジンコアまで行い
レジンで治して欲しいと来院された方がおられましたが、
これは無理なんですね・・・
最終的にレジンで治す前提で根管治療を行うのか、
最終的に被せ物で治す前提で根管治療を行うのかによって
同じ根管治療でも削り方が大きく異なります。
患者さんには「ここからレジンは無理です」と返事をしました。
歯内療法専門医で治療を受けられるのであれば、
その後咬めるようにするにはどの方法を選択するのかにもより歯科医院選びは代わってきます。
と言っても、「Cr-endodontist」は造語でこんなカテゴリーありませんので
根管治療後にレジンで修復してくれる先生を見つけるのは難しいかもしれません。。。(>。<)
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