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自分の歯を長く使いたい人へ
- 2022年12月 6日 09:10
- 歯内療法日記 | EEデンタル NEWS
歯を残したい人へのアドバイスとしては、
①、なるべく健康な神経は取らない
②、神経の治療になったら、1回目の根管治療をきちんと行う
③、膿んでしまった歯は寿命が近づいていると考え、より専門性の高い先生(歯内療法専門医など)に頼る
この3つを覚えておいてください。
①:歯の寿命は神経のある・なしで大きく変わってきます。
虫歯が大きくても症状がない歯であれば、丁寧な治療で神経は残ることがあります。
ただ、保険治療だとこの辺り技術評価がなくそこまで手間をかけれないのも事実。。。
動画の神経もかれこれ4年経過して、未だに神経には問題が出ていません。
②神経の治療はホント1回目の処置が大切
基本的に神経が生きていればそこには細菌感染は軽度の状態です。
人が歯に穴を開けたとたん唾液と一緒に口の中の菌も一気に歯の中に入り込みますので
まずは虫歯をきちんと取り、隔壁という唾液が簡単に歯の中に入らないような壁を作る必要があります。
ただ、この隔壁も保険診療だと技術評価がなく、歯科医院のサービスで行う処置なのでやらないことが多いですが、
歯内療法専門医としては隔壁しないとラバーダムも出来ないですし、仮蓋もいい加減になるのでこの下処理は非常に重要だと考えます!
菌の侵入を考えず行う根管治療で歯の中にガッタパーチャーを入れることに何の意味があるのか!?とも思います。
③膿んでしまった歯(腫れたり、痛んだりした歯)はその歯の抜歯は目と鼻の先です。
特に土台を除去する際にはかなり多くの歯を削ります。
先日の患者さんのケース、基本的に奥歯などは目で見えず手の感覚だけで削るので。。。
5か所に歯に穴を開けられていました。(しかも患者さんへの説明なし。。。)
この歯でも患者さんに説明をして残す方向でトライセクションを行い保存させて頂きました。
歯の保存を考えると土台は必ず顕微鏡下で見ながら安全な取り方で取る必要があります。
似たようなケース
これだけ大きなメタルポストでも歯質の切削は最小限に安全に除去は可能です。
ただ、これも保険治療だと治療費が500円であり材料費も賄えませんので・・・
急いでガンガン削ってしまう傾向はあります。
①~③で共通して言えるのは、悪くなってしまった歯を残すには必ず手間がかかるということです。
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