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大きく削らずに、神経を取らずに前歯を綺麗に治す方法
- 2013年11月14日 09:29
- マニアックレジン
前歯の治療ってかかった歯科医院によって大きく治療法が異なるのを知っていますか!?(⌒_⌒;)
昔、レジン前歯治療を受けられた患者さん
ここまで大きな詰め物がたくさん入っており、段差により詰め物の下には大きな虫歯があると・・・
たぶん、見える部分全て大きく削ってセラミッククラウン!ヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)ノ
と判断するかもしれません。
また、大きな虫歯が色々な部分にありますので、
歯科医院によっては全て神経を取る処置が必要と判断するかもしれません。。。(> <)
ただ、多くの患者さんは
・健康な部分は残したい
・健康な神経は抜きたくない
と希望されると思います。
こういった希望は叶えられるのか!?ヾ(・_・;)
答え、
非常に手間と時間をかければ可能な時があります。
上の写真の患者さんは長年段差のある詰め物を入れられていたので、
歯は非常に汚れ、歯茎の形もかなり悪くなっていました( ノω< )
私が出した方針は、とりあえず2週間自己流でいいから歯茎をごしごし磨いて!
2週間後に来院してもらい、歯茎の炎症が取れてきているのを確認した後に、
大きな段差の部分のレジンを削り、今度は4Sの歯間ブラシと、フロスを通すように指示をして1カ月経過
歯茎の形が変わってきました(・∀・)
ここまで患者さんに頑張ってもらったので、
「じゃあレジンで治しますか!」( ・ω・)ノ
以前聞いた話ではアメリカの審美学会は「シックス・ベニア」と言って
前歯6本のレジン充填で、腕を競うと聞きましたが、
ここは一つ日本の3流コンポジスト(レジン専門医)の腕前を披露する絶好の機会!
(因みに優勝するとかなり大きな特典があるとか)
たぶん、誰が見ても分からないぐらい、なかなかいい感じで詰め物ができました(^ω^ )/'''
これらの歯は全て神経を残し、レジンだけで治療を行いました。
レジンは変色する材料ですが、手間さえかければ健康な部分を残し神経を保存できる方法です。
(現在の歯科界のトレンドはセラミック治療ですが・・・)
ただ、手間がかかり過ぎるのであまり一般的な方法ではありませんが、歯科医院を選べばこのようなことは
今のレジンを使用すれば十分治療可能です(・ω・)ノ
*個人的にはセラミック治療よりレジン治療の方が治療は難しく、歯科医師のテクニックがモロに出る治療だと思います。
(セラミックは綺麗な型さえ採れれば、後は上手な技工士に仕事を依頼するだけ・・・)
先日治療を受けられた患者さんにも
「ホント、歯科治療って知らないと色々な面で損をしていますね」
と言われましたが、その通りなんですよ(p・Д・;)
乾燥が取れると、もう少し歯の色とレジンがマッチすると思います!
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