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抜歯の判断の違い 歯内療法専門医orインプラント専門医
- 2015年6月19日 08:59
- 歯内療法日記
一般の方は歯科医院と言えば、
同じ基準で同じような治療が受けられると思われがちですが、
実は先生の得意分野などにより基準・治療法というのは全然違いますヾ( ̄□ ̄;)
ここで1つ覚えておくといいことは、歯科医院は歯を残す科と歯を抜く科があります。
歯を残したければ、保存科、歯内療法科、などが得意な先生の歯科医院にかかるべきです。
親知らずや、折れた歯などを治療したければ、口腔外科にかかるべきなのです。
患者さんは知らないだけで実は歯科も細分化しているんです。
http://www.eedental.jp/treatment.html
特に、私の専門分野である歯内療法
一度神経を取った歯の周りの歯茎から膿が出たり腫れてきたりしてしまった患者さん
歯科医院にかかる時は注意してくださいね( ゚ д ゚ )
先日こんなことがありました。
歯茎から膿が出てくるという患者さん
この場所に大きな病変があり、ここの歯が原因で歯ぐきから膿が出ているようです。
1件目 インプラント専門の歯科医院で
「抜いてインプラント2本を入れましょう、 費用は80万」
患者さんは思います、80万!。。。
この歯抜かずにすむ方法はないのか!?
ネットで色々調べ、
2件目にEEデンタルに、
話を聞いてまず思わず言った言葉が
「えっ!これ抜歯言われたの!?」
「いやいや、これは一度根管治療してみて残す治療した方がいいよ」
「もし治療するとなると仮歯まで作って、治療費は全部で14万ぐらい」
という説明をさせてもらい、治療をさせてもらいました。
当然患者さんは自分の歯が残せるなら、抜いてインプラントより根管治療とい方法を選ぶと思います(>ω・)ノ
そして今週、治療から1年が経過してのレントゲン診断でした。
見事に病変が治り、びっちり骨が出来てきてくれています!(っ・∀・)っ
こんな風に、歯科医師によって抜く基準というのは違うのです。
積極的にインプラントをしている先生の歯科医院(=ネジ屋さん)であれば、
ガンガン抜いてインプラント(ネジ)に置き換えるという「怖~い」治療方針
*ネジは儲かるし、根管治療より手間かからないからね・・・ ← あっ、これ言っちゃいけないのか( `∪´ ;)ゞ
元はと言えば、保険治療の根管治療費が安過ぎるのが問題なんです。
(海外の1/10で結果なんて出せる訳ないじゃん!)
歯科医院といえば同じようにみえるのですが、
保存科、歯内療法が得意な先生であれば今回の場合、多くの先生が歯を残す治療を試みます。
ですので、患者さんは歯科医院にかかる時に設備以上にその先生の得意分野が何か!?
ということを知っておいた方がいいと思います。
誤解のないように、
インプラントが得意な先生でも歯を残す治療を試みてくれる先生はおられます。
ただ、一般の方が相反する治療である「インプラント」と「歯内療法」両方得意とする先生を探すのはかなり難しいと思います(★。★)
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