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レジンの特性を考慮した治療戦略

術前 ⇒ 術後

2016 EEdental NN .jpg

  

術前時

前歯のレジンが外れ中で虫歯大爆発!

 

こう見えて後ろ側は歯の1/4~1/3ぐらい削っています(-ω-;)ゞ

 

 

ここ最近の私が心がけていること

1、唇側のエナメル質は可能な限り保存


(手間はかかるが顕微鏡下で歯の裏側から削り、検知液で虫歯の取り残しゼロへ)


2、明度のコントロール、光の抜け感をイメージ


(遊離エナメル質の裏は必ずオペーク色でマスキング)


*透明感を付け過ぎると、日陰では非常に歯が暗く見えます。


3、正中は垂直に、隣接部分は極端に真っ白(乳歯色←廃盤)な色を選択する。


4、オペーク中心で歯の下地だけ作り、見える色の表現は表層の0.2~0.3mmで勝負


(最近ティントの白色をよく使います←これでボカスしその上にトランス系レジン)


5、唇面だけではなく切端側から見て自然な立体に仕上げる


(表面から詰めると2Dよりに、切端側から過不足を確認することで3Dの立体に、特にラインアングルに注意)


6、ベベルは歯の難易度から考え可能な限り小さく


(スロープを付ければ付けるほど難易度は下がりますが、そこは腕の見せ所!)


7、エッチングは必ずすべし!

(エッチングを行った方が褐線が出にくいとの報告あり) 

 

 

 

ベベルで思いだしましたが、

今回のようケースも海外の先生は

「おい、おいそれじゃあ2級窩洞がベニアじゃん!」(笑)

というぐらいベベル取る先生いますね( ̄ー ̄;)

   

 

  

今回の色レシピ

ベース 

マジェスティーLV OA2(フロアブル)

表層

マジェスティーES A2(フロアブル)

マジェスティーES XW(フロアブル)

マジェスティーLV 乳歯色(フロアブル)

エンプレス  トランス30(フロアブル)

その他

ステイン ホワイト

 

全てフロアブルなり!ヾ(ゝω・)

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