Home> マニアックレジン > 「安さ」重視 or 「質」重視の歯科治療
「安さ」重視 or 「質」重視の歯科治療
- 2018年7月14日 09:14
- マニアックレジン
一般的に「見える場所は白い歯がいい」というニーズがありますが、
これは極々一般的な希望であり、今時見える場所に銀を入れる制度って!?
とも思ってしまいます。
が、今の所でいえば金属修復の方が白色系修復(セラミック、間接法レジン)に比べエラーが出にくい治療ではあります。
銀が嫌な患者さんは自費治療で白い詰め物・被せ物を入れる訳ですが、
セラミック、レジン治療(ハイブリットレジン)を値段で選ぶと失敗することもあります。
一般的な傾向でいえば、
「人の手が入るだけ治療費は高くなります」
セラミックアンレーが外れ、近医で白い詰め物で治してもらった
術前時、
白い詰め物がしてありますが・・・
かなりセメントがはみ出した雑な感じ!?
詰め物の精度が低く詰め物と歯に隙間があるとセメントが残留します。
また頬側咬頭を削ってあるのですが、その部分の修復も行われていません・・・
これは治していた方がいいと患者さんに説明し
一応、辺縁隆線を揃え歯の調和をはかりました。
私は間接法より直接法が得意なので、その日のうちにレジンで修復しています。
「治療費」が安いというもの歯科医院を選ぶ1つですが、
人の手の入りがあまい治療は再治療率が高いのも事実です。
つまり、精度の低い治療を受けると次に他院に転院した際に
「やり直しの治療をした方がいい」と言われ、
時間もお金も、歯の寿命も失うことになります。
*極論ですが、歯の治療は治療の度に歯は削られ歯の寿命は短くなってしまいます。
個人的にはある程度治療の「質」を考えられ歯科医院を決定した方いいですよ。
歯科治療はAmazonで買う同一の『商品・物』と異なり、
同じように見える虫歯治療でも【90点】の治療もあれば『70点』、[30点]の治療もあります。
患者さんは材料のことをよく気にされますが、
実は材料の選択より
歯科治療の多くは歯科医院選びでだいたい決まってしまう部分が大きいですからね!ヽ(  ̄▽ ̄)ノ
- 購読
- Powerd By