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セラミックの下の根尖病変
患者さんは50代女性
全顎検査を行うと・・・
症状はないものの、大きな黒い影が見られます。
(皮質骨を溶かすほど病変が広がっています)
ある意味厄介である、症状のない根尖病変。。。
患者さんに状況を説明し、隣の歯もなんとなく怪しいのとクラウンに大きな段差があることを説明し
2本根管治療させてもらいました。
仮歯で1年経過をみて、今月ようやくセラミッククラウンSet
完全に骨は出来あがってはいませんが、1年経過し骨も出来てきてくれている所見が見られます。
また痛み・違和感などの症状もありません。
この場合私はすぐに外科的歯内療法には踏み切らず、
http://www.eedental.jp/surgery.html
経過観察を行います。
レントゲン上の骨の回復に時間のかかる人もいます。
(たぶん長い間の病変で皮質骨がやられてしまっていたケースかと思います)
もし悪くなってしまえば、また腫れてきたり、歯ぐきから膿がでたりします、
この場合問題となる細菌感染が取れていないので、外科処置に踏み切ります。
違和感に関していえば、根管治療した歯は多少なりの違和感が残る歯もありますから
ケースbyケースでの判断となります。
過去にセラミックなどで歯並びを治された患者さんの根管治療は急いで治療したような感じで
このような根尖病変が見られることがありますので、多数歯の前歯をセラミックで治したような患者さんは
5年ぐらい経過したらレントゲンで診査した方がいいと思いますよ。
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