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若い患者さんの虫歯は難しい
- 2019年10月16日 09:05
- マニアックレジン
EEデンタル 基本的に小児の治療はやっておらず、
だいたい高校生以上の治療が99%ぐらいとなっています。
ただ、10代の患者さんの患者さん虫歯の発見の難しさと進行の早さには驚くことが多いです。
10代の女性患者さん
顕微鏡で見ると黒くて穴が小さな穴があります。
次にレントゲン
疑いの目で見ると、なんとなく虫歯がありそう!?
レントゲンは白と黒で表現される影絵です。
虫歯はこの白黒画像で判断する訳ですが、この虫歯の発見には色々な誤差がでます。
1、術者の経験値
2、レントゲンの鮮明度
*EEデンタルのデジタルレントゲン 色々な先生に「見やすいね」と言われます。
たまに患者さんに中にも「前の歯科医院のレントゲンより分かりやすい」と言います。
私はレントゲンの見やすいものを基準にヨシダのデンタルを購入しましたが、
鮮明度に診断が助けられています。
CBCTも根管治療目的で超マイナー機種買いましたが、根管治療の診断には非常に助けられています。
*超マイナー機種すぎて業者に「先生この機種は値引き無理ですよ」とあっさり値引き交渉はダメ!と
そのうちレントゲンより虫歯の診断がしやすい器材が生まれてくれるといいのですが・・・
後、レントゲンの見方は、
病気はないか疑いをかけ見るというのも非常に診断の要素では大きく、
今回の場合は顕微鏡で視診を行っており、1mm以下の小さな穴を見つけていたので
赤の部分が虫歯だと顕微鏡視診とレントゲンを一致させ判断しました。
この1mm程度の黒い部分から虫歯のスタート
で、治療してみると、
少しずつ削ったつもりでも、あっと言う間に
近心に露髄!(歯の神経が出てくる)
つまりレントゲンで虫歯の有無を想像できても、
実際の正確な大きさまでは分かりません。
治療後のレントゲン
レジン充填後、
このようにレジンで修復しましたが、
赤の部分が推測した虫歯部分、
白い所がレジンを詰めた所
*レントゲンで予想した部分よりはるかに大きな虫歯でした。
殆ど顕微鏡下での虫歯治療です、自分なりに必要最低限の切削治療です。
(CM:なるべく健康な部分を削らない治療には錦部さんの音波チップは役にたちます!マヂで!!)
私の臨床では、これだけ大きい虫歯は若い患者さんに見られやすいです。
逆にいえば、50代でこういったケースというのは殆ど見ませんね。
若い患者さんほど虫歯の進行は早いケースがあります、
今回の場合、途中から、「AIPC」に変更するのも1つでしたね。
AIPC:http://eedental.jp/ee_diary/2018/06/post-1773.html
完全に結果論ですが、、、
*費用はかかりますが、直接覆髄法に比べAIPCの方が神経を残せる確率は高くなります。
今後レントゲンで神経の経過を見ていきます!ヾ(・д・ )ノ
それにしても今回の虫歯は予想外に大きかった。。。
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