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大きなパフォレーションとMTAセメント

患者さんは30代男性 

全体的に治したいとの主訴でした。

 

その中の左上4 

痛みは無いが前々から歯茎から膿が出る。

2023 EEdental NOA (1).jpg

太いメタルポストが入っており、歯の側面に大きな透過像(膿)が見られます。

 

患者さんには、

1、歯が折れている

2、神経の横枝に感染がある

3、前の治療で歯の側面に穴を開けてしまったパフォレーションがある

のどれかだと思います。 

一度残す方向で治療しましょうということで治療をさせてもらうと

 

治療後

 2023 EEdental NOA (2).jpg

太いメタルポストを作る際でしょうか、歯に穴を開けてしまいそこからの感染でした。

*2か所パフォレーションがありました。

 

仮歯を入れ経過観察 

 2023 EEdental NOA (3).jpg

治療後から膿もとまり、痛みなども無いそう。

大きな病変はだいぶ小さくなってくれていますが、外に出たMTAを囲むように透過像があります。

 

患者さんは普通に食事もでき、症状もないことよりもうしばらく仮歯で経過を見ることに

  

 術後2年 仮歯が外れたとのことで来院

2023 EEdental NOA (4).jpg

 1年前と変わりなし、患者さんの症状は一切なし

 

と言うことで、この透過像は歯の外に出てしまったMTAが起こしている透過像と推測

*MTAセメントは生態親和性が高いと言われる材料ですが、体にとっては異物なのでこのような反応を起こす場合も多々ありますが、細菌感染を起こしている訳ではないので問題なく経過します。

 

患者さんに説明を行いセラミッククラウンを入れることにしました。 

2023 EEdental NOA (5a).jpg 

綺麗に適合しております。

 

術前時には残せるか!?と思った歯でしたがなんとか残すことができました!

  

  

 先日、ある先生に巨匠のT先生が、

外に出たMTAはセメント質が添加され歯根が伸びると言っていたのですが、どう思いますか!?

と聞かれましたが、

 個人的には私の場合外に出たMTAは大量に出た場合は今回のような、外に出たMTA部分だけ透過像が残ります。(異物反応のような所見) 

 

たぶん今回のケースは、このまま経過していくと思われますがまず問題は起こらないだろうと推測しています。

2023 EEdental NOA (6).jpg

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