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取れた歯(仮歯)をアロンアルファーでくっ付けることのリスク(注意)

開業して以来、2人の患者さんが仮歯が外れた時に

自己判断でアロンアルファーで仮歯をくっ付けることをしてしまいました。

 

 

一応

アロンアルファーの使用注意にも、「口腔内での使用は禁じます」と書いてあるのですが・・・(´Д`;)

 

 

仮歯というものは暫間的(しばらくの間)なもので、

我々歯科医師は少し力をかければ外れるようなセメントを使用しています。

これが外れてしまう大きな原因です。

 

「いや、結婚式など大切なイベントがあるから外れないようにがっちり付けてよ」

 

と言われれば最終的なセメントでくっ付けることも可能です。

 

 

ただし、一度最終的なセメントでくっ付けると

次の治療の際には仮歯を破壊して外して、再度仮歯を作る必要がでてきます(⌒_⌒;)

 

 

その他、歯を削る、仮歯・治療費の料金がかかる、治療の効率が悪く根本的な治療時間が短くなる

など上げられます。

 

 

 

アロンアルファーは仮歯のプラスチック、土台のプラスチックの表面を溶かして

がっちりくっ付いてしまう為取るのも大変です(´Д`;)

 

特に厄介なのが、余剰なアロンアルファーが歯茎にくっ付き経過したもの・・・

 

アロンアルファーと歯茎の相性は悪く、隙間に細菌も繁殖してしまい長期間経過すると必ず歯肉炎を起こしています。

 

またアロンアルファーでくっ付けると、アロンアルファーの厚み分かみ合わせが高くなりますから、

仮歯が割れたり、咬合性外傷の為痛みがてきます。 

 

超最悪の場合歯が折れますヾ( ̄△ ̄;)

 

 

 

患者さんからしたら、

仮歯が外れた⇒せっかく根管治療したのに歯の中に細菌が。。。

と焦ってしまうかもしれません。

 

根管治療中は仮歯の下に、仮詰めがしてあり2重の蓋構造になっているので特に心配ありません。

 

また、根管治療後土台まで入れてあれば細菌が歯の中に入る侵入経路は塞いでしまっていますから

仮歯が外れて問題を起こすことはまずありません。

 

 

ですので、もし仮歯が外れてしまったら、一度歯科医院に電話して頂き指示をあおいでください。

 

仮付けであれば10分ですぐに元に戻すことができますから、遠慮なく電話してください。

  

奥歯などは来院予定の3~4日前であればそのまま外して来てもらった方がいい場合もあります。

 

 

また遠方でしばらく当院にかかることが出来なければ近所の歯科医院で仮付けだけしてもらってください。

*当院の使用している仮のセメントは『テンポラリーセメント』といいどこの歯科医院でも置いてあるような物です。

 無ければアルジネートでくっ付けてもらっても大丈夫です。

 

  

 

特に男性患者さん、

お願いですからアロンアルファー絶対に使用しないでください。m(_ _;)m

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