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持論 『医療は最後は結果』

先日同じ日に、こんなことを言われました。

 

Aさんのケース

私:「1年前のレントゲン所見では骨が治ってきていたようにみえましたが、

  今日のレントゲンを診ると根管治療がうまくいってないように見えるので、再処置が必要になります」

  :「外科処置を行い治療してみますか?」

Aさん:「えっ、またお金がかかるのですか?」

    :「ちょっと考えさせてもらってもいいですか?」

*一応、術前時には配布資料・承諾書には、治療の成功率は7割程度で、治らない場合には外科処置が必要と書いています。

 

 

Bさんのケース

私:「根管治療後半年のレントゲン所見では根管治療がうまくいっているように見えます」

Bさん:「先生ホントにありがとうございます」

   :「あんなに痛みで悩んで、なんでもっと早く先生に出会っていなかっただろうといつも思います」

   :「今回、本当の歯科治療というものに触れた感じがします」

 

 

と、いう2人の患者さんがおられました。

(午前中の出来事です)

  

 

自分では同じだけの情熱で治す為に治療をしたつもりです。

大きく違うのは結果です。

 

 

どんな名医が行っても医療は100%の成功にはなりません。

 

  

   

世界的には根管治療の成功率は70~80%と言われていますが、

最近のCBCT診断ではこれより成功率は低いともいわれています。

 

  

理論上70~80%の成功率では、

10人感染根管治療を行えば2~3人の人はうまく行かないことになります。

 

 

歯科医院を選ぶ基準は色々あります、

・説明が丁寧

・先生、スタッフの感じがいい

・設備がいい

・衛生的である

・痛くない

・綺麗である

などありますが、

 

 

結局、最後は結果が出ないとどんな歯科医院でも評価は「ゼロ」に近くなることも。。。

特に私のような自費専門の歯科医院は結果を求めての受診になりますから、その辺りのことも十分わきまえています。

 

 

プロセス、フィロソフィー、努力などは結果があって、はじめて患者さんに評価される部分なのかもしれません。

 

   

1人でも多くの患者さんが成功になるように努力をしますが、勉強すればするだけ医療の難しさ・不確実性を痛感します(>。<)

  

 

残りの歯科人生も精進あるのみです。

 

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