自費治療の質も色々
- 2015年7月14日 19:13
- マニアックレジン
白い詰め物というのは材料的に
1、セラミックを使う方法
2、レジンを使う方法
の2つに分かれます。
また2のレジンに関しては、
私が毎回しているように直接口の中で形を作り固めてしまう直接法と、
型取りをして、技工士が作ってくれたものを接着剤でくっ付ける間接法
の2つがあります。
個人的にはレジンの場合直接法の方が審美性・適合・接着などで優れていると感じています。
1例 間接法の一例 審美的には極々一般的なハイブリットインレー
患者さんからすれば、間接法、直接法があること自体知らずに治療を受けていると思いますが、
実は自費治療でも治療法は様々ですヽ( ゚ Д ゚ )ノ
上の詰め物のような、比較的安く治せるハイブリットインレーの歯
白い詰め物であればいいと思う患者さんであれば治療の選択肢の1つに持ってきていいと思います。
ただ、白い詰め物まる分かりですよね^^;
1つ付けくわえておくと、
見た目が少しわるいから予後が悪いにはなりません。(見た目は歯の詰め物の予後とは無関係です)
つまり高価な綺麗なセラミックでも長く持つかは先生の治療次第。
今回の写真のハイブリットインレー、良く見ると詰め物した歯がグレーに見えます。
*この診断法は白い詰め物のメリットでもあります。
(黒い机の上に白い紙を置くようなイメージで下地が透けて見えます)
こういった歯の色の時は詰め物の下に虫歯が疑われます(ーωー;)
経験上、この歯に関してはかなりの確率で虫歯があると感じました(笑)
そして詰め物を外してみると・・・
はい、虫歯の大爆発!
というかこれ完全に取り残しのような気がする・・・
写真右側の歯の虫歯に関しては死角的な部分なので裸眼治療では仕方がない思いますが、
6番(右から2番目の歯)に関しては・・・
個人的な意見なのですが、
患者さんが材料を調べたり、治療法を調べられるより一番大切なのは歯科医院選びだと思います。
きちんと行う歯科医院であれば虫歯が大きくてもわざと取り残して蓋をすることはありませんし、
そういった場合最初の見立てと違う現状をを説明して、治療法を代える必要があることを理解してもらうと思います(・ω・ )
今回の歯に関しては、幸い大きな虫歯でしたが今回神経は露出しなかったことよりレジン充填をしました。
レジン充填後
2本で治療時間2時間 費用1本:6万円
自費治療で行えば必ず保険治療より質の高い治療が受けれるとはある意味妄想ですからねヽ(  ̄▽ ̄)ノ
ですので、きちんとした自費治療を受ける為には、
・治療は複数の患者さんを同時に診ない1人だけを行う治療(1本で45分~1時間ぐらいが理想)
・必ずう蝕検知液で虫歯をチェック
・術中・術後画像、動画で問題ないことを説明してくれる先生
の治療がいいと思いますね!ヾ( ・∀´・)ノ゙
- 購読
- Powerd By