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歯科医師の考え方も色々

8月のスライド・動画作りでバタバタの院長です。

 

 

先日面白い記事を発見

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8893741.html 

 

治療とは歯科医師によって色々な方針、見解がありますので1つの意見だとは思いますが、

 

個人的に気になった部分に

 

>セラミックの被せ物にするためにはご自身の歯が出来るだけ残っている方が精度の高いものが入れれる可能性が高いということです。

  

ん~、これ全然意味が分かりません。

この先生は神経を取ってファイバーコアにした歯に関しては精度の高い被せ物は不可能ということでしょうか!? 

 

レジンでツギハギのような治療をしても私は問題なく被せ物を作ることは可能だと思っています。

 

>どうしてもプラスチック材料での治療回数が増えますと、治療の度にわずかですがご自分の歯も削ることになります。

 

いやいや、レジンのわずかな切削より、1回被せ物にした方が健康な部分滅茶苦茶歯を削るでしょ!?

(健康な前歯をセラミックにしようとすると健康な歯の約6割を削るというデーターもあります)

 

>その後にセラミックの被せ物をしますとツギハギだらけの歯に被せる形になりますから土台の歯の強度としてやや不安が残ります。

 

そんなことはないと思いますし、この理論でであれば神経を取った失活歯なんて・・・

私は、歯の強度は神経のある歯なのか神経のない歯なのかで大きな差がでると思います。

  

 

>セラミックであればほとんど着色の心配はなく、しっかりと管理して頂ければ一生使っていただけるものになります。

一生!?(p・Д・;)

そんな修復物ないでしょ?(´-ω-`;)ゞ

因みにセラミッククラウンくっ付けているセメントもレジンですけど?

 

  

私は人工物はかなりうまく行って15~20年だと私は説明しています。

私からすると自費のセラミッククラウンを入れると一生老化しないと言っているようなものです。

 

人の体の経時的変化と人工物の経時的変化は色々な面で違います。

どこまで極めても「義歯」なんですから義足・義手と同じ類です。

 

身の回りの毎日使う電化製品で一生持つ・使える物・ってイメージできますか!?(; ̄Д ̄)

  

口の中は80度近いお茶も飲めば0度以下のアイスも食べます。

つまり赤道から北極を毎日何度も行き来しているのですから、かなり過酷な環境です。

 

そんな過酷の環境下で物性が変わらない(劣化しない)ものなんてない! と考えるのが普通だとおもうのですが・・・ヽ( ̄△ ̄ゞ)  

  

 

最後の返信に、

「ネットでは差が出る等書いてありますが、保険適応外のプラスチックもあまり変わらないのですね...。
言われてみたら、その様な気がしてきました。」

 

あらら

 

自費専門で開業してもうじき10年ですが、正直「保険とか自費とか」のくくりはもうどうでもいいです。

 

保険材料と自費材料というくくりがあるのも日本だけのかなり特殊な区分けです。 

むしろ、国に登録されているかいないかの材料で2つの考えが存在する医療に疑問を感じます

(まぁ、ルールといえばルールなんですが┐( ̄ヘ ̄)┌)

 

  

  

患者さんは素人ですからネットの先生の言ったことは全て正しいと思えてしまうのも仕方がありませんが、

少なくともネットで気になる治療法があれば、直接その歯科医院を受診して話を聞いて頂いた方がいいと思います( ̄ω ̄;)

 

 

 

と言っても・・・

 

新規患者さんへのお知らせ

http://eedental.jp/ee_diary/2015/07/post-1219.html 

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