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アマルガムの虫歯治療

水銀と銀の粉を混ぜ合わせたアマルガム 

 

ふた昔前には非常にポピュラーだった材料なのですが、

今はレジンの接着に信頼がおけるようになり日本では過去の材料になってきています。

(諸外国ではまだまだ現役の材料です)

 

 

ネットで歯科材料を調べると、アマルガムの害ばかり目立ちますが、

私は、アマルガムは悪い材料とは思っていませんし、

私の口の中にも2か所、親父が30年前に治療してくれたアマルガムがあります。

そこまで害があれば訴訟の多い国などでは当の昔に使われていないはずです。

  

 

今検索してみると、レジンの害みたいなものも見られます。

先日も「ビスフェノールが心配」など歯チャンネルに投稿がありましたが、

既に問題ないと世界中で見解が出ています。

接着歯科学会の見解

http://www.adhesive-dent.com/news/file/about_bisphenol_080616.pdf#search='%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%B3+%E3%83%93%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%AB' 

 

もはや不安ビジネスの領域、

アマルガムはダメ!レジンもダメ!銀歯なんて最悪!!

 
なんて見ると、

「どうやって歯治すの? C2で抜歯するの?」 ┐( ̄_ ̄)┌

「セラミックで治すの? でもくっ付けるセメントレジンだよね?」┐( ̄_ ̄)┌

  

とも私は思えてします。

 

 

先日もノイローゼに近い患者さんが来院されましたが、

私が言ったことは、

「ネットで検索する限り今の不安はなくならないよ」

「嘘とホントの情報どうやって見分けているの?」

 

 

先に書いたような

不安を煽る歯科医院のHPなど見るだけ時間の無駄

ただ、不安症な患者さんほどそういったHPを見て不安と痛みが大きくなる・・・

   

正に負のサイクル!(・Д・;)

 

おおざっぱな私がいうものなんですが、

日本人は神経質過ぎるんですって!( ̄Д ̄ )

 

 

私の見解は、害がゼロの材料はない!

「安心してください!」

国が認めている材料は99.9%以上の患者さんは健康に暮らせています。

 

もし0.1%以下の族に入ってしまった患者さんは、

専門の科にかかるべきと思います。

(無責任ないい方に思えますが、100%安全な方法など存在しませんので)

 

 

最初の写真のアマルガム

この材料は 歯質を黒くしてしまう というデメリットがあり、

健康な歯でも黒く虫歯のように見えてしまうことがあります。

  

また黒く変色した歯を審美的に治すのは非常に手間がかかります。

2016 EEdental KT (1).jpg

今回の歯はアマルガムの一部がかけそこに食べカスが詰まり

(治療前には虫歯の穴からゴマが出てきました)

 

+アマルガムの下には大きな虫歯が広がっていました。

 

 

グレーに変色した歯を治すこと1時間半

2016 EEdental KT (3).jpg

ホントC系になった歯の色は難しいです。

中はかなり虫歯が進行していましたが、歯髄の保存を行いました。

2016 EEdental KT (2).jpg

 

C 系のレジン充填 2010年の治療動画 

6年前ぐらいの治療ですか!

時間が流れるのは早い^^;

 

 

またC系の歯の色のステインは「黒+ブラウン」がよくマッチングします。

2012 EEdental Na.jpg

 

という予後に全く関係ない、どうでもいい色の話しでした( ̄ー ̄;)

 

*黒いステインの入手の仕方は、技工士用のステイン材料を探してみてください。

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