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根管治療中の転院はいつでも可能です。
- 2016年7月 9日 09:17
- 歯内療法日記
難しい根管治療と転院の時期
http://eedental.jp/ee_diary/2013/09/post-843.html
でも書きましたが、
個人的には同じ歯の治療を半年治療していたらそれは転院
もしくは専門医にかかられた方がいいと思います。
基本的に歯内療法専門医の治療は1回~3回程度で終わることが殆どです。
(病変の大きな歯などは半年待つこともありますが、年に1本程度です)
今回の患者さんは
アメリカの歯内療法専門医で右上の治療を受けたのだが
5月に入って右側の上も下も痛み止めが欠かせないほどズキズキ痛いとのこと。
近医の先生に専門医に紹介状を書いてもらおうとしたが、
担当の先生自身が治療したいとのことで奥歯から治療をはじめたが、一時的には痛みが引いたが、痛みがまた出てきた。
そして、また激痛が出てきたところでEEデンタルへ
実際レントゲンを撮らせてもらうと
奥歯2本が既に神経の治療が始まっています。
(治療すると「ペリオドン(ホルマリン系薬剤)」が入っていました)
でも激痛があり痛みは7~8時間続く
一度痛みが引いて再び痛みが出てきた?
という所が何か変というか直感的に少しおかしい・・・
『痛み』に関してはきちんと診断して適切な治療を行わない限り
治ってきませんので、よくよく診断してみると
実は今の痛みの原因は根管治療中の歯ではなく
銀歯の歯(矢印の歯)
丁度レントゲンでも視診でも見つけにくい所に大きな虫歯があり
そこをきちんと治療すると、2日後には嘘のように痛みが無くなりました!v(・ω・ )
原因歯の治療を終えた所で、治療途中だった奥歯の根管治療を行いました。
*第2大臼歯は樋状根で根尖がだいぶ歯冠側にありました。
(樋状根は根尖が歯冠側寄りにあることが多いです)
歯内療法専門医の講演を聞きに行くと口々に
「歯内療法は診断ありき・診断命!」
といいますが、ホント歯の治療は診断が非常大切です。
専門医ほど痛みの原因を理論的にロジカルに探すので、治癒率が必然と高くなる訳です!( ̄Д ̄)
*銀歯を白く治す診断とは思考が異なります。
と言っても、私は三流歯内療法専門医ですけどね。。。
(-ω-;)ゞ
患者さんの痛みが治まり普通に生活出来きるようになりよかったです!(・ω・)ノ
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