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寺内先生の破折ファイル除去セミナーを聞きに神奈川へ
- 2016年7月29日 09:15
- 歯内療法日記
日本一、いや世界一破折ファイルファイル除去が上手な
寺内先生のセミナーを受講してきました。
お値段17万4000円+新幹線代16000円
(家族には焼き肉30回分と言われましたが・・・)
自分に足りない技術を補う為には仕方がありません(・∩・)
まず寺内先生がおっしゃられていたのが
【保険治療からの脱却】
まぁEEデンタルは自費専門歯科医院なので今更なんですが、
個人的にも保険治療は既に崩壊しており・・・
http://eedental.jp/ee_diary/2016/03/post-1352.html
今回の破折ファイル除去
保険治療は、顕微鏡+ラバーダムをして1時間かかっても500円(3割負担で160円)
寺内先生のチャージは8万円
因みに今回セミナーで使用した器材の金属のループは1つ2万円
(操作を間違えれば1回で2万円がパーになる)
超音波チップ×3、トレフィンバー 16000円×4=64000円
何万もの道具を導入して、もし何かあれば数千万円もの訴訟のリスクがあり
得られる金額は500円
一般的な企業が500円の利益の為に数10万投資しますかね?
日本人の大好きな『赤ひげ先生』の登場でも期待するしかないのでは?
制度のことはこのぐらいにして、
昨日のセミナーは非常に勉強になりました。
まとめ
*破折器具の難易度判断は ⇒ ファイルの頭が顕微鏡で見えるか・みえないか?で判断
*超音波チップはいつまで使用するのか ⇒ ファイルが揺れるまで
*超音波使用時に注意すること ⇒ ファイルの頭を触らない、ファイル側面にも当てない、ファイルの内側を削る、間欠的にオーバーヒートに気を付ける
*破折ファイルが4.5mmを越えたらループ(2万)で取る
*超音波で取れない理由 ⇒ ファイルが長い、超音波チップが太い、ファイルの頭が外湾側の歯質に当たっている
*ファイルが根尖側に移動する理由 ⇒ ファイルの頭を触っている、ファイルの外湾側を削ったから
*その他:超音波チップはシリコンポイントで極細にする、チップをベンディングする、ファイルの周りを『コ』の字状に削る、トライして45分経過したらその日は諦める
ホント、世界トップレベルの技術に触れられ収穫は大きかったです!(^ω^)
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