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10代の虫歯は分かりずらい。。。

私は虫歯の有無をだいたい顕微鏡であたりをつけ、

小さなレントゲンで確定診断をすることが多いです。 

 

この方法だと中等度以上の大き目のC2は大体探せると思っています。

 

虫歯も世代により出来る場所が異なってくる傾向があります。

10代以下は咬む面、側面の溝からの虫歯

20代以上は歯と歯の間

70代ぐらいになると下がった歯茎付近

ただ、EEデンタルの患者さんは9割近くは20代後半以上の方が多く

10代の方はそんなに多くはありませんが、

  

今回の患者さんは10代の男性 お母さんの依頼で治療をすることに

かかりつけの先生に下顎の歯に虫歯があると指摘を受けていたのですが、

顕微鏡で全体的に見てみると、右上の奥歯の咬合面の裂溝(咬む面の溝)にC1程度の着色が見え 

レントゲンにも虫歯は出てきておらず、かかりつけの先生にも指摘されていなかったのですが、

シーラント替わりに1層削って予防的に詰めておきましょうと提案

 

   

実際治療させてもらうと、

 

「えっ!? えっ!? えぇ~~~!」

というぐらい全く予想できないぐらいの大き目の虫歯がありました。

  

実際の治療動画

 

 

小児歯科の同級生に、子供の虫歯の診断は難しく予防的な治療介入も必要とは聞いて

いたのですが、今回のケースを経験すると納得

 

虫歯の発見って、簡単なものからこのようなステルス虫歯まで色々です。

菌も体に入り込むために色々してくるんだなと思わされました。 

 

ダイヤグノカムや iTero など最新の虫歯を探す機器があれば見つけれたのか!?

今までこのようなツールは高くて手が出ませんでしたが、導入を考えさせられます。

*ただ、数百万するので弱小歯科医院では元取れないだろうな。。。

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