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他院で治療後に大きな痛みが出た歯
- 2023年2月17日 09:00
- EEデンタル NEWS
過去に一度診させて頂いた患者さんから
たまに、「他院で治療した所が痛いのが続いているので診てもらえないか!?」
という問い合わせが月に1件ぐらい来ます。
予約を入れた後に痛みが引いたので、今回はキャンセルしますと後日電話があるのですが、
別にキャンセルするのは特に問題ありませんが、
経験上、虫歯治療をした後に大きな痛みの出た歯というのはだいたいパターンがあり。
様子をみていいパターンというのは、「治療後冷たいものが凍みる」、「一過性に弱い痛みがある」
という場合です。
逆に「ズキズキ持続する痛み」が2~3日出た後に痛みが止った
というのは、神経が弱って(死んで)収まった場合もあります。
この場合、多少の違和感などは残ることがありますが、そこまで生活に支障なく暮らせます。
ただし、一度弱った神経は徐々に神経が死んでしまい、数年後に大きな根尖病変(膿)を作ることもあります。
こういった歯というのはすぐに起こることはなく1~2年後にレントゲンを撮った際に気づくことが多いです。
(たまたま検診に行った際にレントゲンを撮ると膿んでいると指摘されます)
こうなると、神経管の中に細菌感染が起こっているので菌が殆どいなかった状態に比べ予後が悪くなり
抜歯へと近づきます。
個人的には神経付近まで削った歯にたまに出ますが、
他院のケースだと治療中に痛いと訴えるが、そのまま痛みの中治療が続いた場合
や
削った象牙質を削りっぱなしで、仮蓋し凍みていた状態で本歯をくっ付けた場合
術後咬み合わせが高く、その歯の負担が大きな歯
などがあげられます。
大きな持続する症状が出た患者さんは、痛みが引いてもかかりつけの先生に1年後ぐらいには診てもらった方がいいと思いますよ。
まぁ、EEデンタル自体悪くなった時の駆け込み寺みたいなポジションなのでいつの時点からでも診察はしますが、ぶっちゃけ悪くなる前に触っておいた方が予後が良かっただろうな・・・というのも多々あります。
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