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抜歯宣告を受けた歯と歯根吸収の見られる難しい歯
- Posted by: eedental
- 2023年3月 2日 09:00
- 歯内療法日記
患者さんは50代男性
遠方からご夫婦での来院 ご主人のケース
詰め物が外れたままの歯
近医で抜歯した方がいいと言われたが何とか残せないものか!?と相談がありました。
個人的にはですが、折れてもないし抜く要素ゼロ
「これ抜くの。。。!?」
気になるという左上のレントゲン
小臼歯2本に根尖病変が見られますが、特に第2小臼歯は歯根吸収まで見られます。
詰め物の下(歯茎の中)には虫歯が見られます。
こちらの左上の二本歯残す為には結構な手間もかかるので、保険治療の場合
【抜いてしまいましょう!】という意見も分からなくはないです。
患者さんには「左右とも残す方向で治療しましょう!」と説明し治療させて頂きました。
右上4
左上4・5
2本とも深い虫歯がありましたが、電気メスを用いて縁下からレジンで立ち上げ
左・右上第一小臼歯はガッタパーチャー
左上第二小臼歯はMTAで根管充填
その後経過観察を行い
もともと病変は無かったので、右上4は順調に経過
問題の左上2本
術後一年半 綺麗に骨が出来てきてくれています。
3本全ての歯 抜かずに済みそうです。
こんな感じで、抜歯しないといけないと言われた歯でも残せる場合は残せます。
また抜歯のタイミングというのも先生毎に差があります。
口腔外科の先生や、インプラントの先生であれば抜いて問題の解決を図りますし、
保存科、歯内療法科などの先生であれば歯を残しつつ問題の解決が出来ることもあります。
どこの歯科医院も同じように見えますが、かかった先生の得意分野で治療方針は変わってくる部分はありますね!(ノ゚▽゚)ノ
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