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歯内療法日記: 2014年3月アーカイブ

セラミッククラウンを長持ちさせるには

前歯を綺麗にやり代えたいという患者さん

m.jpg

 

私は必ず前歯のレントゲンを撮って根の状態、被せ物の適合、土台の長さを見るのですが、

 

レントゲン

EEdental ka3 (1).jpg

どうやら被せ物のやり代えの前に、基礎の治療からやり代える必要がありそうです(´・ω・`;)

赤丸:根の方に大きな病変(膿で骨が溶けている部分)

青四角:被せ物があっていない(大きな段差)

 

 

その状況を患者さんに話して、一度根の治療からやり代えることにしました。

*金属の土台も審美性を損ねる為に患者さんと話除去する方向で

 

 

大きく骨が溶けていたので、患者さんには待つ治療が入る為に時間がかかることを説明して治療に入り、

根の治療後9か月近く経過した所でレントゲンで治ってきている所見を確認した所でセラミッククラウン(ジルコニア)を入れました(´・ω・)

EEdental ka3 (3).jpg

セラミックは全部セラミスト(技工士)任せ!

(歯医者よりセンスいいので^^;)

 

 

そして、今日根の治療の1年予後

EEdental ka3 (2).jpg

根の方も綺麗に治り、段差のない状態でセラミッククラウンを入れることができました!(^ω^ )/'''

 

 

歯の治療は家と同じようなものです。

http://www.eedental.jp/stayle.html 

 

患者さんは見える被せ物ばかり気にされますが実は。。。

被せ物は家で言えば外観であり歯を長持ちさせるさせるそこまで大きなファクターではありません(´-ω-`;)ゞ

  

家もそうですが、基礎がガタガタで外観がいい家を建てても、数年後欠陥住宅で何らかの問題が起こってしまいます(´Д`。)

基礎に問題があればせっかくお金をかけ作った外壁も取り壊して建て替えでしょう。

 

 

歯を長持ちさせたければ、根の治療がしっかりしているか!?

こちらの方を重視された方がいいですよ(´・ω・)ノ

 

日本には上手なセラミスト(セラミックを作る技工士)は多くいますが、その人たちは基礎の治療(根の治療)までできませんし、歯科医院から送られてくる模型だけでは根の状態まで把握することができません。

 

 

上手なセラミストの作ってくれたものを長持ちさせるためにも大切なのは歯医者の診断なのです(*`・з・)ノ

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根管治療の際に細かくなったガッタパチャー簡単に取れます。(93%ぐらい)

顕微鏡をしようしているとやり直しの感染根管で前の先生が詰めたガッタパチャー(最終的な薬 GP)

ガッタパチャー除去は 38秒から見てください

このピンク色のゴムをガッタパチャー(GP)と言います(´・ω・)ノ

 

 

過去、患者さんに

「先生、ガッタパチャーっていう響きってかっこよくないですか!?」

と言われたことがありますが、なかなかいい響きの単語です(笑)

 

 

このGP、やり直しの根管治療時には一度全て外す必要があるのですが、

神経管自体入口は1.5mm程度奥に行けば0.3mmぐらいと非常に細い管の掃除を行いますので、

治療は非常に手間がかかります(@д@;)

 

 

また顕微鏡でGPは見えていても0.5mmぐらいの空間では、なかなかGPが取れず、イライラすることもあります(笑)

 

 

そんな時、『キィ~~~!、もっと細い道具が欲しい!』

と私は心の中で叫ぶ訳です┗(;´Д`)┛

 

 

なかなかいい道具がない中、歯チャンネルのさがら先生、柴田先生に情報をもらい、

カタログ眺めること2分・・・

自分で使えそうなものをチョイスして作ってみましたヾ( ̄o ̄)

 

 

このGPのカスを引っかけて取る道具 先端は0.3mmと0.5mm

この0.2mmの差が絶妙!(✪ฺД✪ฺ)

GP rimuba-.jpg

 

 

1つの道具でひっくり返せば違うサイズのものが使えるのが便利です!(*≧∇≦)

 

院内で以前使用していた、

岡口先生のOKマイクロエキスカより細くて根尖よりやイスムス部分で使いやすいです。

 

 

 

これで、ストレスが少し減るかな!?(^ω^ )

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(たぶん)第4回 ペントロンエンドセミナー

すみません、今回は23日のセミナー参加の先生向けです。

 

 

3月23日 9:00~ スタートです(普通のセミナーより早いスタートです) 

午前中は3時間の歯内療法の座学(スライド枚数的にランチョン決定的です)

午後はボルテックスブルーを用いて根管形成、アルファー、ベータを用いてのコンテニアスウェーブで抜髄練習

追記:今デンツプライから『プロテーパー NEXT』届きました! 時間がある先生は触ってください、なかなか使いやすいですよ。

EEdental wak.jpg

 

 

ここ2週間ばかり、スライド触っていますが、午前のスライドがなかなか減らないです。

全部スライド合わせれば5~6時間ぐらいは話せる量なのです・・・ 

さっきようやく、

当日のお持ち帰り動画とハンズオンの資料を藤崎さんに渡せました。

(マヂで、終わるのか!?)

 

 

前日の3月22日は

大井町駅前 阪急大井町ガーデン2階くいもの屋『わん』
で懇親会をおこないますので、レジンについて語りましょう!(情報ください!!)
 
 
エンドは次の日やるんでいいですよね。
 
(毎回エンドセミナーなのにレジンの質問が・・・(笑))
 
 
セミナー参加の先生、再聴講の先生合わせ、北は北海道、南は福岡県からの10名の先生方よろしくお願いしますm(_ _)m
何故か毎回、北海道と九州の先生がいるのが不思議なんですが^^;
 
 
 
と書いていたら、聴講される日比野先生から面白メールが!
 
______________________________________
突然ですが、藤崎さんにお願いして聴講のみの参加ですが宜しくお願いいたします。
 
マイクロを使い始めた頃は
 
  ん?見える!私にも敵が見える!(根管)
  そこ!(MB2)
  頂き!(フィン)
  迂闊なやつめ!(リーマー破折)
と調子に乗っていたのですが今の心理状態は
  ジオングを扱いきれない自分自身に苛立ちを覚えているシャー!(美化しています。)
  ララーよ、私を導いてくれ!(井野先生?)
 
かなりふざけた文面ですが真剣です。
井野先生に困っている度合を伝えるにはと考えたらこんな感じになってしまいました。
______________________________________
 
 
返信
 
 
======================================
日比野先生に送る言葉は、
 
『殴られたくなければ、自分のミスを無くせ』byクワトロ
 
======================================
 
 
と、最後にガンダムネタで応戦しておきました(笑)
(と言うか、私「ニュータイプ」ではなく、バリバリの「オールドタイプ」なんですが・・・ )
 
 
まぁ、緩いセミナーですので、気張らず来てくださいね。
 
 
 
注意 
*聴講の受け付けはしていません、過去一度セミナーに参加して頂いた先生のみ再聴講OKにしています。
会を増す毎に内容が濃くなっているので、知らなくていいマニアックなエンドの話が聞きたくなったら来てください。
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3か月おきの歯科定期検診に意味はあるのか!?

3か月に1回歯医者に検診に行っていたある日、先生に

「大きな虫歯があるから神経を取らないといけない」

EEdental ham (1).jpg 

とかなりショックなことを言われてしまったそうです。。。(´Д`。)

 

患者さんからしたら、3か月に1回歯医者に行っていたのに何で!?

ともなってしまいます。

 

定期検診って、歯医者で歯石を取ることが検診なのか!?(p_・q) チラッ

 

話を聞いてもお決まりの、3か月に1回歯医者で衛生士が歯石を取る定期健診・・・

 

見た所、口腔内の状況はよく、特に歯周病でもなく骨の方にも所見はありませんし、歯石も全くありません。

 

 

実際の治療前のやり取り

質問1、「なぜ3か月!?」

『これは保険制度の都合でしょうね。』

『3か月経過すると初診に戻り、一からまた費用が算定出来る為でしょう。 医学的な観点からの3か月ではない気がします』

 

質問2、「歯石が付いていないのに歯石取り!?」

『金属のエアースケーラー、実はあの道具で私は虫歯を削っています』

『つまり3か月に1回、自ら歯を削りに行っているんですよ、しかもお金まで払って。。。』(床屋か!)

 

『歯石取りばかりしていると、歯頚部の薄いエナメル質やセメント質に傷を付けて歯が沁みてくる知覚過敏になりますよ』

 

患者さんに事実をはっきり言ってしまうので、ビックリされていましたが・・・

 

 

muroi.jpg

事実です!

 

理想的なことを言えば、

検診とは虫歯のチェックや、磨き残しの指摘やどうやって磨けばいいかなどの指導、相談

また、食生活の指導などを行うことなのですけどね。

 

ただ、これらの項目は予防治療になり、保険治療の疾病保障から外れてしまい保険は適応されません。 

 

ぶっちゃけ、歯石には害はありません(( ・з・ ))

ただし、歯石の周りは汚れ(プラーク=細菌)が付きやすいので、歯石が付いている所は取っておいた方が歯磨きがしやすくなります。

言い変えると、家の壁(歯)にツタがはってしまったような状態で、壁(歯)の掃除がままなりません。

 

 

歯石取り=歯周病が治る・予防にはなりません。(残念ですけど)

 

ただ、歯周病でも中等度、や重度の方は3か月に1回歯科医院でチェックしてもらうのはいいと思いますが、

歯がきちんと磨けていればキィー、キィー歯石取りしてもあまり意味はありません(p・Д・;)

 

今回の患者さんのように、歯石が付かず、歯磨きもきっちり出来ていれば

歯医者に行き歯石取りと称した行為をすることの方が。。。

 

 

くどいようですが、『検診』って保険適応ではなく、強引に制度を歯医者が利用しているだけですよ。

(費用を安くしようとする歯医者側の配慮かもしれませんが、やらなくていいことをしているような・・・)

   

 

また歯科関係者からクレーム来な。。。(>。<;)

o.jpg

「お前!」 ゴ━━━━(`ε´♯)━━━━ルァ!!

 

 

 

さて、この大きな虫歯(;・∀・)

EEdental ham (1).jpg

どう治しましょうかね!?ヾ(´・ω・`)

 

 

小臼歯ですし、私はこのように修復を行いました。

EEdental ham (2).jpg

治療後 口腔内

EEdental ham (3).jpg

あれだけ大きな虫歯、治した所分かりますかね!?

 

 

EEデンタルは治療のみで検診していないので、あまり大きなこと言えませんが、

たぶん3か月に1回、自分の歯石取りをしているような歯医者ってあまりいないと思いますよ( ´ω`)ノ

 

私も歯石付きやすいですけど、それでも年2回かな( `・з・)ノ

 

  

 

注意:先生が実際口の中を見てくれる歯医者に行きましょう! (^ω^ )

それが自費治療でも歯医者で必要な治療なのか分からない歯石取りを受けるよりはいいと思います。

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