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3か月おきの歯科定期検診に意味はあるのか!?
3か月に1回歯医者に検診に行っていたある日、先生に
「大きな虫歯があるから神経を取らないといけない」
とかなりショックなことを言われてしまったそうです。。。(´Д`。)
患者さんからしたら、3か月に1回歯医者に行っていたのに何で!?
ともなってしまいます。
定期検診って、歯医者で歯石を取ることが検診なのか!?(p_・q) チラッ
話を聞いてもお決まりの、3か月に1回歯医者で衛生士が歯石を取る定期健診・・・
見た所、口腔内の状況はよく、特に歯周病でもなく骨の方にも所見はありませんし、歯石も全くありません。
実際の治療前のやり取り
質問1、「なぜ3か月!?」
『これは保険制度の都合でしょうね。』
『3か月経過すると初診に戻り、一からまた費用が算定出来る為でしょう。 医学的な観点からの3か月ではない気がします』
質問2、「歯石が付いていないのに歯石取り!?」
『金属のエアースケーラー、実はあの道具で私は虫歯を削っています』
『つまり3か月に1回、自ら歯を削りに行っているんですよ、しかもお金まで払って。。。』(床屋か!)
『歯石取りばかりしていると、歯頚部の薄いエナメル質やセメント質に傷を付けて歯が沁みてくる知覚過敏になりますよ』
患者さんに事実をはっきり言ってしまうので、ビックリされていましたが・・・
事実です!
理想的なことを言えば、
検診とは虫歯のチェックや、磨き残しの指摘やどうやって磨けばいいかなどの指導、相談
また、食生活の指導などを行うことなのですけどね。
ただ、これらの項目は予防治療になり、保険治療の疾病保障から外れてしまい保険は適応されません。
ぶっちゃけ、歯石には害はありません(( ・з・ ))
ただし、歯石の周りは汚れ(プラーク=細菌)が付きやすいので、歯石が付いている所は取っておいた方が歯磨きがしやすくなります。
言い変えると、家の壁(歯)にツタがはってしまったような状態で、壁(歯)の掃除がままなりません。
歯石取り=歯周病が治る・予防にはなりません。(残念ですけど)
ただ、歯周病でも中等度、や重度の方は3か月に1回歯科医院でチェックしてもらうのはいいと思いますが、
歯がきちんと磨けていればキィー、キィー歯石取りしてもあまり意味はありません(p・Д・;)
今回の患者さんのように、歯石が付かず、歯磨きもきっちり出来ていれば
歯医者に行き歯石取りと称した行為をすることの方が。。。
くどいようですが、『検診』って保険適応ではなく、強引に制度を歯医者が利用しているだけですよ。
(費用を安くしようとする歯医者側の配慮かもしれませんが、やらなくていいことをしているような・・・)
また歯科関係者からクレーム来な。。。(>。<;)
「お前!」 ゴ━━━━(`ε´♯)━━━━ルァ!!
さて、この大きな虫歯(;・∀・)
どう治しましょうかね!?ヾ(´・ω・`)
小臼歯ですし、私はこのように修復を行いました。
治療後 口腔内
あれだけ大きな虫歯、治した所分かりますかね!?
EEデンタルは治療のみで検診していないので、あまり大きなこと言えませんが、
たぶん3か月に1回、自分の歯石取りをしているような歯医者ってあまりいないと思いますよ( ´ω`)ノ
私も歯石付きやすいですけど、それでも年2回かな( `・з・)ノ
注意:先生が実際口の中を見てくれる歯医者に行きましょう! (^ω^ )
それが自費治療でも歯医者で必要な治療なのか分からない歯石取りを受けるよりはいいと思います。
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