Home> 歯内療法日記 > 根管治療後の(神経を取った歯)被せ物・詰め物 クラウン・レジン・アンレー

根管治療後の(神経を取った歯)被せ物・詰め物 クラウン・レジン・アンレー

IFEAの受付で、怖い怖い山内先生に 

http://eedental.jp/ee_diary/2013/05/post-776.html

「いつ答え出すんですか!」 (`Д´ )

 

と言われてしまいまして(´-ω-`;)ゞ

 

前回のブログの「答え」ですm(_ _;)m

EEdental ku1.jpg

術前⇒術後

 

この写真を見て5か所レジンで治した場所分りますかね!?

 

分りにくいので、

EEdental ku1 (1).jpg

 

で向かって右側の奥歯2本は神経の治療後にレジン充填で歯を修復させてもらいました。

 EEdental ku (2).jpg

正確に言うと、レジン充填をして、3.5mmの穴から抜髄を行いました。

 

根管治療」と「レジン治療」 をミックスしたかなりマイナーな治療ですが、

個人的にはこの方法が今の所、歯の保存にはベターかなと思っています。

 

根管治療とレジンを専門にしているので、こういう時に特殊過ぎる独自性が出せます(´・ω・)ノ

 

 

以前、ある若い先生に

「先生のブログを見ていると、僕の根管治療は歯を削り過ぎかな!? と思えるのですが?」

と言われましたが、私は

「神経を取らなくいけなくなった歯質の保存は考えない方がいいよ

と答えました。

 

歯を削らない根管治療は非常に見にくく、治療難度が極端に上がってしまい

結果として根管治療の質が落ちてしまう時があります。

 

今の大学では歯質の保存と言って歯をなるべく削らないようにと教育されますが、

それは神経がある歯の話であって、神経を取った歯に関してはクラウンを入れる治療になるのですから、1mmの歯の保存はにこだわらない方がいいと言うのが私の考えです。 

 

クラウンを入れるとも書きましたが、もう1つ私見を

神経取ってもある程度歯質が残っていれば、クラウンは入れる必要ないんじゃないかな~~~!?

とも考えています。

先日のIFEAでも、歯質の残り方によって生存率が違ってくるとの発表がありましたが、

DSC02073.jpg

 

がっつり削ってクラウンを入れ、もしやり直しの治療となれば、

上から5番目「No Walls」になる訳ですから問題の出やすい歯になってしまいます。 

 

ですので、私の今の考えは、

『神経を取った歯 ⇒ 残った壁を生かしたメタルアンレー』

が良いのではないかと考えています(・д・)

(再治療の際にも、歯頚部の歯質が残っているとやりやすいですしね)

 

アンレー

EEdental anre- (2).jpg

 残っている歯は残したまま型取りします。

EEdental anre- (3).jpg

足りない部分のみゴールドで作製

(六甲さん、いつも精密なゴールド作って頂いてありがとうございます)

 

歯ぐきよりの白い部分が残っているの分りますか!?

 

 

実際私の臨床でも、ここ5年ぐらい抜髄した歯にクラウンは入れていません。

生存率は今のところ99.9%(5年で歯根破折2本)


レジンコアを入れメタルクラウンで咬頭被覆を行うことが多いですね。

 

また、歯質があれば1本800円もする高級ファイバーは入れる必要もないと考えています。

(私見は続きますが、それは私のブログなのでスルーして読んでくださいm(_ _ )m)

残った壁(エナメル質を含む歯質)がある程度の強度を保つ訳ですから、

わざわざ中に本当にレジンと接着しているかどうか分らない補強芯(ファイバー)を入れる必要ないと考えています。

まぁ、毎回ファイバーにシラン処理するのもめんどくさいですし゚+.(・∀・).+゚.

ただ、メタルクラウンに比べるとメタルアンレーは治療難易度が上がる治療なのでそこは研鑽を積むしかありませんね(> <;)

 (まぁ、私の仕事は精密に削って、精密に型取りまでで、後は技工士がいい感じで作ってくれます)

 

 

 

って言いながらアンレーではなく、

http://eedental.fine.to/eeblog/2013/01/6canals.html

こんなことをしているので説得力ゼロですね。。。(;・-・)

Index of all entries

Home> 歯内療法日記 > 根管治療後の(神経を取った歯)被せ物・詰め物 クラウン・レジン・アンレー

購読
Powerd By

Return to page top