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根尖病変が原因の【流注膿瘍のその後】

開業後すぐの頃にに治療させてもらった患者さんが、

海外から一時帰国した際に、昔治療した部位を見せてもらいました(・∀・)

術前 ⇒ 5年4カ月後 

EEdental tuk (2).jpg

赤丸の病変部(骨のない部分)は病変がなかったかのように綺麗に骨が出来上がってくれています。 

 

また治療後、何ら問題なく使用出来ているとのことです。

 

 

このケース、思い起こすと

歯茎から膿が出てきて、前の歯医者で7番の神経の治療を何回も行っても膿が全く消えないとのことで来院された患者さんです。

 

結果として原因は先生の治療していた右下7ではなく、その2本前の右下5番の歯の根尖病変が原因で7番の側面にフィステルが出来ていたケースでした。

また、3か月後には海外に行くということでタイトな制約があった思いで深い1ケースです(」゜ロ゜)」

 

解説:

EEdental tuk(3).jpg

黄色の丸の部分の腫れは、レントゲンの赤丸の部分の膿の出口で、

2本前の銀歯が原因で起こっていた問題だったのです。

 

 

ですから7番の治療を何回やっても治ってこなかった訳です(´ω`。)

 

 

このような原因歯から少しズレた位置に起こるものを『流注膿瘍』といいますが、

2本近く離れた場所にできるのは凄くレアケースです ヾ( ̄□ ̄;)ツ

 

普通フィステルなどは原因歯の近くに現れるものなので、フィステルの横の歯を疑い治療してしまっても仕方がありません。

ただ、このケース最悪の結果になると治療中の右下7と銀歯の右下5の2本を抜くことになっていたかもしれません・・・ (あくまでも最悪のケースです)

  

 

5年経過して、この状況であればかなり安心です!(>ω・)ノ

  

 

餅は「餅屋」のように根の治療は『根っこ屋』に任せた方が良い結果になる場合もあります(笑)

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