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手前の歯を虫歯にしてしまう親知らず
- 2015年1月10日 09:09
- マニアックレジン
食べカスの引っかかりやすい親知らずは生え方が悪く、
絶えず清掃不良の状態になってしまっており、手前の第2大臼歯を虫歯にしてしまうことがあります。
最悪の場合は抜歯となってしまいます。 (´□`。)
特にレントゲン上で歯の軸が斜めになっている歯は要注意です。
こんな感じで前歯の軸と異なる方向に向いている親知らずは・・・
抜いておくのも1法です!ヾ(・ω・)ノ゜
http://eedental.jp/ee_diary/2011/06/post-318.html でも書きましたが、
知らない間に進行しているケースが多くレントゲンを撮ってみるとたまたま見つかります。
多くの場合歯ぐきの中に虫歯があり我々歯科医師でも、目で見て見つけることは不可能なのです。
例えば、
このケースも⇒の歯茎の下に虫歯があるのですが、目では見えません。
レントゲンで初めて分かる時も多々あります。
このケースも隣に親知らずが斜めに入っていたことが原因でしたヾ( ̄∇ ̄;)
*過去に親知らずを抜いた際に、抜いた先生がきちんと確認してくれれば、もう少し早期に分かったのですが・・・
この虫歯の状態でなるべく低侵襲な虫歯治療をおこなうと、
私の場合顕微鏡でレジンを使用して虫歯治療を行うことが殆どです。
レジンは術者が好きな形状に形を整えられる治療法の1つです。
これは金属修復、セラミック修復、にはないレジン治療の大きなメリットの1つです。
顕微鏡下でフロアブルを活用する!
15年前ではほぼありえなかった治療法の1つです( ̄ε ̄ )
治療は神経を取る可能性が十分あることを説明して、
8倍の顕微鏡下で、かなりマニアックな切削用音波チップを駆使して虫歯を取り除き、
う蝕検知液を使用して虫歯のダブル・トリプルチェック!
字にするより同じような動画の方を見てくださいヽ(・ω・)ノ
今回の患者さんも
同じような術式で虫歯治療を1日で終わらすことができましたヾ(´・ω・)
と、奥歯の治療から2週間
現在の口の中は
こんな感じでレジンで綺麗に美しく!ヽ( ′ ▽` )ノ
レジンフル活用術!ミ(ノ-∀-)ノ
これ、今年の6月の顕微鏡講演ネタにしようかと(笑)
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