レジン充填にラバーダム
- 2017年6月 2日 09:08
- マニアックレジン
私は根管治療時には99.9%ラバーダムを行っています。
ただ、レジンに関してはちょっと前までラバーをする割合は10%ぐらいでした(o・д・;)
何故かと言われれば、してもしなくても簡易防湿さえきちんとしていれば予後に大きな影響はないと考えていたからです。
(今でもそう思います。)
そんな私がここ1年ぐらいでラバーダムの装着頻度が上がってきています。
現時点でおおよそ40%ぐらい(主に大臼歯で90%近く 前歯は10%ぐらい)
なぜラバーダムをするのか?φ(・ω・ )
一番の理由は「ラバーをした方がレジン充填がしやすい、充填時間の短縮に繋がる」というものです。
1、簡易防湿だと頻繁に唾液を吸う必要がありますが、それがいらない
2、歯頚部からの浸出液が上がってこないので、隣接面の接着力が上がる
3、舌がないぶん充填操作がしやすい
(ホント臼歯などの2級は騙されたと思ってやってみてください)
後、文献的にラバーダムをした方が術後出てしまう褐線が入りにくくなるとの報告もあります(・З・)ノ
ただし、そこはエンドの人間
保存科の先生のように1~2本のレジン充填の為に8本ぐらいの歯を防湿するようなことはしません。
(大学の時にもそう教えられましたが・・・)
わたしは必要最低限のラバーダム防湿しかしていません(笑)
だって連続防湿メンドクサイんだもの・・・(★д★;)
またラバーダムの登場はレジン充填するときだけ!(・д・;)
(ラバーすると顕微鏡下で削る作業がしにくい ミラーを置く位置に制限が出る)
今週の5・6番のレジン充填
レントゲン(術前⇒術後)
デッカイ虫歯がセラミックアンレーの下から出てきました。
歯髄付近でしたがとりあえず歯髄の保存を行いレジン充填でフィニッシュ! (・∀・)ノ
何かとメリットのあるレジン充填の際のラバーダムの協力よろしくお願いしますm(_ _)m
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