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何故か最後大臼歯に起こる大きな虫歯

歯科医師になったのが、2000年

国家試験の漏洩問題で極端に合格率が低い年に歯科医師になりました(笑)

  

歯科医師になってもうすぐ20年

そんな中で何故!?と思えるような現象がありそのうちの1つが

根管治療後に極たまに起こる第2大臼歯の大きな虫歯

 

こんなケースが開業して3ケースぐらいありますが、全て上顎の第2大臼歯

 

2011年

2019 EEdenntal IR (1).jpg

根の先に病変があり、クラウンの隙間から2次カリエス

 

虫歯の染出し液を使い徹底的に虫歯を取り、根管治療を行い

2019 EEdenntal IR (2).jpg

綺麗に病変が治ったのを確認してクラウンSet

 

が、・・・

 

今月になりクラウンが外れたと来院

2019 EEdenntal IR (3).jpg

土台の下にかなり大きな虫歯が出来てしまい、土台ごと脱離。。。

 

あれだけ虫歯も徹底的に取り、予後のレントゲンでも虫歯の所見はなかったのに・・・

 

何で!?

 

推測するに1つの要因には咬合(かむ力)だろうな・・・

奥歯ほど強い力がかかると言われています。

咬む力でレジンの接着面が破壊され、そこから細菌感染を起こし、

土台の下に虫歯ができたんではなかろうかと推測。。。

  

  

歯内療法的にいえば病変もなく成功しているのですが、歯の保存はそこだけではなく

色々な治療が全て上手く行って長期に歯が残せるので、ホント最後大臼歯を残すのは難しいと感じます(>。<;)

*対合歯のない最後大臼歯でこういったケースって見たことがないです。

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