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セミナーを受講された先生からの連絡

先日メールを頂きました。

先生に許可を頂きブログに掲載させてもらいました。

  

井野先生

大変お世話になっております。

2021年のセミナーに参加させて頂いた〇野と申します。

CRセミナー、エンドセミナーともに大変勉強になり日々の臨床に役立っております。ありがとうございました。

 

セミナー受講後に地元の歯科医師会の先生と勉強会をする機会があり、先生から教えて頂いた抜髄穿通方法を簡単にではありますが抜去歯を使った実習形式で共有させて頂きました。

私より15年、20年以上も経験のある先生数名と勉強させて頂きましたが、皆さんとても感動しておりました。

勉強会をした後日、共有した1人の先生から、

歯科医師として臨床をしている間に穿通方法を知れて本当によかった

というとても嬉しい感想を頂きました。

先生が技術の継承という点でセミナーをされているというところを実感したので、嬉しくなりメールをしてしまいました(笑)

 

エンドセミナーでは懇親会に参加できませんでしたが、いつか先生とお話しさせて頂きたいので、どこかで懇親会だけでも参加できればなぁと勝手に思っております。

 

まだまだ寒い日が続きますが、どうぞご自愛下さい。

またいつかお会いできる日を楽しみにしております。

今後ともよろしくお願い致します。

 

 

追記:その後の返信メール

先生が技術の継承と仰って下さるので、惜しげもなく周りの先生に伝えることができております。ありがとうございます。

穿通方法は先生のセミナーを受けるまでやはり完全に我流でした。

私自身保存科にいたのですが、科の先生に穿通方法を聞いても明確な方法は知ることはできませんでした。こんなこと言うと怒られるかもしれませんが(笑)

 

ブログの件全く問題ございません。嬉しくてメールさせて頂いただけですので!

   

 

いやいや、うれしくなるメールありがとうございました  \(^_^ ) 

  

どんどん他の先生にやり方を教えて頂ければ、私のセミナーの目的がどんどん大きくなります。

他にもセミナー後、勤務医の先生に教えてあげるなど言ってくれた先生もおられました。

二昔前時代のように技術は門外不出、独占という職人気質の時代ではないですからね。

どんどんオープンにして他の先生にもベースとして取り入れてもらい、優秀な先生が更にブラッシュアップしてくれればなお良いですね! 

 

 

ここからは私見ですが、

根管治療、特に抜髄などは穿通でつまずき(レッジの作成、リカバリー)時間がかかるケースが殆どです。

個人的には殆ど菌はいないのになぜ貼薬する必要がある!?と考えます。

また、わざわざ毒であるホルマリン使ってたんぱく凝固などさせる必要がどこにある!?

  

抜髄は小外科処置です、可能であれば1回法、出来なければ2回法で終わらせた方がトラブルは少ないと感じます。

日本の抜髄を例えると、

「盲腸の手術」:時間がないから治療費が安いからといって外科処置を複数回で行っている感じがします

  

根管治療で痛みの出る大きな理由は細菌感染させるからです。

感染さえさせなければ私の経験上では、外科的侵襲による痛みは数日、長くても5日程度で9割以上は引きます。

細菌感染させるとドツボにハマり、結果長期間におよぶ根管治療期間で非原性歯痛を作ります。

  

穿通技術さえあれば、このような悪循環は少なくなると考えます。

 

 

ただし私の方法、新品のハンドファイルとマイクロオープナー&プロテーパーゴールド(SX)が必要になる為材料費はかかってしまう所が欠点です。

*マイクロオープナー&プロテーパーゴールド(SX)は滅菌して複数回使います。

**ハンドファイルですが、私のやり方はプッシュ&プルなのでファイルに腰のあるマニーのファイルをお勧めしています。

  

保険治療の治療費だとどうしてもハンドファイルは滅菌して使いまわさなくてはならないのが現状かと思いますが、

ここは割り切り方です、歯科医院のコストで最も高いものは院長の人件費(時給です)

年間1000万の収入のある院長の時給はおおよそ4000円(分給:67円)

大臼歯の3根の穿通に使い回しの道具で1時間かかれば院長の人件費で4000円のコスト+α

新品の200円のファイルを5本使用して30分で3根穿通できれば・・・

200×5本+院長の時給2000円=3000円

つまり医院経営としては+1000円な訳です。

  

私は勤務医時代、

師匠に、削らないダイヤモンドバーや効率が悪くなったものはすぐに新品にしなさいと

この理論を散々教えられました。

たぶん普通の院長は道具は悪くなるまで使いまわせと教えられると思います。 

 

ここって、誰も教えてくれない盲点なんですよね。

 

特に細いハンドファイルは伸びたりしたものを手で伸ばしても、元のようなファイルの特性はでません。

   

 

2023年の募集もスタートしたようなので、もし直接知りたければ知立に来てください。

99%の先生はその日のうちにマスターできる手法だと思います。

知立ハンズオンの告知 - EE DENTAL_Blog 

セミナーマニアの先生にも「ハンズオンの中で一番良かった!」と言ってもらえました(笑) 

 

2024年も同じことやる予定ですが2025年以降は体調次第で。。。 

 

 

以上、頂いたメール報告でした。

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