感染根管治療を成功させる為に
- Posted by: eedental
- 2022年1月18日 09:06
- 歯内療法日記
患者さんは50代男性
「現在、痛みは無いが悪い所があれば治したい」
とのこと
全顎検査を行うと左上のブリッジの下に
上顎洞を押し上げるような根尖病変を発見
綺麗にガッタパーチャーは入っているようにみえますが、
ゴムの入りがしっかりしていれば、細菌感染しないということはありません。
こういった上顎洞付近の根尖病変は稀に上顎洞炎(俗にいう蓄膿)を引き起こすこともあります。
片方の鼻だけ詰まった感じがする人などは奥歯が原因になっていることもたまにあります。
患者さんに説明を行い2回法にて根管治療を行いました。
根尖病変があったMB根は発達した太いフィン部分があり、その部分が非常に汚れており
その部分を徹底的に綺麗に掃除しました。
治療後3か月後のレントゲン
この患者さんの場合骨の治りが早いようで3か月後には根尖病変がだいぶ縮小してきてくれています。
根管治療で分かることはガッタパチャーというゴムの入りです。
このゴムの入りで予後(成否)が決まる訳ではなく、どれだけきちんと掃除が出来たか!?
(菌が減らせたか!?で成否は決まってきます)
この状態であればブリッジを入れても安心です!(^。^)
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