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勘頼りの手探りの治療と見える治療

患者さんは40代女性

全顎検査をさせて頂くと、顕微鏡下で明らかに虫歯が残ったレジン充填の痕。。。

  

患者さん的な思いは、

全ての歯科医師が完璧に虫歯を取り段差の無いように治療してくれている

とお思いでしょうが、ところがどっこい

  

一般的に奥歯にの虫歯の治療ってほぼ手の感覚だけで行うことが殆どで、

う蝕検知液を何度も使用して、デンタルミラーで確認の繰り返しは非常に手間と時間がかかりそこまで丁寧に治療をしてくれる歯科医院は少ないと思われます。

 

レントゲンを撮ると

2022 EEdental SIY (1).jpg

かなり大きな虫歯が残っています。

下手したら露髄(神経が出そう)しそう・・・

 

患者さんも虫歯なら治療しておきたいとのことで治療をさせてもらうと

全て顕微鏡下で治療を行います。

2022 EEdental SIY (2).jpg

かなりの虫歯が出てきた為、レントゲンの白いレジン部分が大きくなっています。

 

最近、患者さんが帰りがけに言われましたが、

「先生がブログで書いていた、『手間をかけてでも1回できちんと治療した方がいい』というのは身をもって体験できた。ホントにそう思う」と話されていましたが、

歯の治療って何度も同じ治療が出来る訳ではありません、治療という名の行為と引き換えにもれなく歯の寿命を短くしております。

 

自費治療が良くて保険治療がダメということはありません。

ただ、言えるのは歯科治療の多くは術者の知識と技術でその多くが決まってしまっているということです。

保険治療でも上手な先生は上手ですし、自費治療でも下手な先生が行えば・・・

 

歯科治療は色々奥が深いです(^。^;)

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