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年齢による治療介入のタイミング
- 2023年1月24日 09:08
- EEデンタル こだわり
奥歯の溝の茶色(黒)線
多くの人にある線だと思います。
この茶色の虫歯治した方がいいのか!?
極端にいえば60歳以上の患者さんには
レントゲンで問題無さそうであれば、
「殆ど虫歯進行しないからそのままでいいよ」
と話します。
ただ、10代、20代前半の患者さんだと
治療介入することが多いです。
私が虫歯の診断で頼るのはレントゲンと顕微鏡での視診
この方法が個人的にはベターだと思っています。
上の写真の患者さんも10代の方で、レントゲンを撮ると
ん~~~、なんか疑わしい・・・
顕微鏡下で観察すると、茶色の線の周りの象牙質の色が周りの象牙質に比べ暗い
お母さんに治療介入しておいた方がいいと説明
実際治療を行うと
かなり大き目の虫歯が出てきました。
*右上7はピンクスポット(神経が透けて見える)が出てきて覆髄しました。
以前の10代の方の虫歯動画ですが、
このケースもビックリするぐらい大きな虫歯が出てきました。
先日の以前治療させてもらった40代の患者さんは、近くに顕微鏡歯科が出来たので行ってみたら
『6本虫歯があり治療した方がいい』と言われたので、ホントに!?ちょっと井野先生にも見てもらおう
とのことで来院され、
全顎検査すると、
「自分なら治療介入は3本かな!?」
「他の3本はこのまま置いておいて症状が方が出てきた際にでもいいかな!?いつかは治療になるかもしれないけどとりあえずよく磨いてもらえばそのままでいいと思うし、保険の詰め物の多少の段差は自分的に言えば許容量だから頑張って磨いて!」
私は「歯の寿命を最も縮めているのは、虫歯でもなく歯周病でもなく歯科医師の治療だと思っています」
これは開業して15年患者さんを診て、話を聞いての今の結論です。(ほぼ間違いない結論だと思っています)
まずは治療で治る問題なのか!?今治さないといけない歯なのか!?
治療した方がいい虫歯、治療しなくて経過を見た方がいい虫歯 もあると私は考えます。
この辺りの匙加減は先生毎に違うのは仕方がない面もありますが、中途半端な治療だったらそのままにしておいた方が歯にとってはいい!と私は思いますね!
かなり特殊な考えですので(笑)
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