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抜歯適応の歯の保存治療後6年半
- 2023年1月 4日 09:04
- 歯内療法日記
あけましておめでとうございます。
本日より通常診療を行います。
メール、留守電の返信は順次行っていきますのでよろしくお願いします。
今回の患者さんは年末に来院された患者さんの予後
患者さんは40代男性、他の歯の治療で来院してもらった際に
過去の治療箇所のレントゲンを撮らせてもらいました。
術前
2年前に親知らずの影響で歯茎の下に虫歯が出来てしまい、神経を取り治療をしたのですが最近調子が悪い。
骨が大きく溶け歯が揺れている、遠心のポケットも8mm
話を聞くと親知らずの影響で第2大臼歯遠心面に虫歯が出来てしまったそうです。
私の臨床上は
遠心の虫歯であればEENOボールなどでくり抜き虫歯治療すれば、症状のない歯の神経は残せることが多いです。
第2大臼歯遠心の歯茎の中の虫歯 - EE DENTAL_Blog
今回の歯は歯の周りの骨も大きく溶け、
患者さんには抜く前に残す治療にかけてみるか!?説明をさせてもらいました。
*破折であれば私は抜いた方がいいと説明し、トライは殆どしませんが破折には思えませんでした。
根管充填出来る頃には骨も出来始め動揺は小さくなってきていました。
その歯の6年半後
おぉ~、かなり良い感じで骨出来てくれましたね!
先日も似たような患者さんが来院されましたが、
歯を残したければ、保存治療、歯内療法の先生に診てもらった方がいいと思いますよ。
口腔外科とかインプラントの先生に診てもらっても抜いて症状を取る治療になります。
*先日の患者さんは歯内療法もインプラントも専門医という先生で、抜歯⇒インプラントと言われたそうです、私的にはまだ残せる治療できると判断はしましたが、専門医でも抜歯基準はマチマチです。
悪くなった歯は抜いてインプラントの方が予後の結果の見通しが立ちやすいので抜くというのも1法かとは思いますが・・・
個人的な経験則では短期間で大きく減った骨は、早い段階で適切な処置を行うことで骨は大きく回復してくれる傾向がありますね!(^。^)
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