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根管治療後、根尖病変が治る(骨ができる)には時間が必要

術前

昔延長ブリッジを入れる為に、神経を取ったという患者さん

EEdental mu (2).jpg

奥歯の根管治療は難しいのですが、赤く示す部分に大き目の病変が2つできてしまっています(p・Д・;)

 

 

大きな根尖病変があるので、このケースでは抜いてインプラントと判断されたらしいのですが、

もともと、この歯は奥歯が無くなり、延長ブリッジを入れる為にわざわざ神経を取ったらしいのです。。。

 

 

 

個人的には、

わざわざ健康な歯を犠牲にしてまでこの処置は行わなかった・・・(>。<)

 

ただ、大切なのは今ですから、この状態からベターな状況を作ることを考えます(`・∀・)ノ

 

 

先日書いたように、「歯内療法(根管治療)VS インプラントの成功率のからくり」

http://eedental.jp/ee_diary/2014/07/post-995.html 

歯が折れていなければ、一度きちんと根管治療を受けられ歯を残す治療を受けた方がいい訳です。

 

ただし、前提はラバーダムなどきちんと行ってです。

 

 

今回のケースは治癒傾向がなかなか出なかったのですが、

臨床症状(腫れる・痛む・膿がでる)が何もなく快適に咬めていたので仮歯でずっと様子をみて2年経過したレントゲン

EEdental mu (1).jpg

だいぶ病変に縮小抵抗が出ていますが、完全に影は治っていません。

(吉岡先生、これは不完全治癒でいいんですかね?)

 

 

2年全く問題なく使えている経過から、そろそろ本歯を作ろうと患者さんに話した所です。

 

 

病変が大きくても、1年で大きく改善してくる人、2年近くかかる人、

根の治療の治癒というのは様々でこの部分だけ見ても『奥が深いなぁ』と思いますd(・ω・ )

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