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松本先生のレジン話を聞きに (俺ノート)

6月22日に東京の方まで松本先生のレジンの話を聞きに行ってきました。

 

松本先生と言えば日本の審美レジンの第一人者

  

 

今回のセミナーは、明海大学の卒後研修で卒業間もない先生に混じってのセミナーでしたが、

非常に話がロジカルで、感覚だけでレジンを行っている私にはもの凄く為になるセミナーでした。

 

(自費レジンを行っている先生は是非とも聞いてもらいたい充実しな内容 結構アドバンスなこともさらっと説明してくれます)

 

 

忘れないようにブログにメモを

 

セラミックス=金属酸化物

ここ2年でクラレのMDAPの特許が切れ、レジン系のセメントに各社MDAPが配合され始めた。

この理由によりセラミックが外れにくくなってきている

⇒つまり、最新のレジン系セメントを購入すべき!

 

 

 

 

乳酸アルミニウムを圧排子に沁み込ませポケット内に入れると、浸出液をおさせることが可能

商品名: ・松風 USスタッド クリアー   ・ウルトラデント ビスコスタッド クリアー 

 

 

CR充填は絵に書けなければ、3次元に詰めることはできない

sita.jpg

 

 

 

グラム陽性菌 歯周病の初期に関与している

(虫歯の菌だと思っていました・・・)

 

 

 

う蝕は独特の蛍光性を有しており、将来この発光を見て虫歯と判断できるツールが開発されている。

(特殊な眼鏡をかけると虫歯の部分が判断できるそう)

 

 

 

これが凄く気になるのですが、

S-PRGフィラー配合コンポジットレジン プラークがレジンの上に付着しにくい特性があるそう

またこのレジン、ホウ酸イオン:抗菌作用、細菌付着抑制 フッ素:周りの歯の強化、ストロンチウム:石灰化促進作用、耐酸性の向上、アルミニウム:知覚過敏抑制

などの作用がありレジン自体が生体にとってプラスに働く効果があるそうな!(レジンの周りの歯質強化に)

(どこまで効果があるかわかりませんが、松本先生がされているように2次虫歯になりやすい2級のボックス窩底部分に1層これを詰めるのは「あり」かなと思います)

 

 

つまりこの材料の特性が大きく出せれば、2次カリエスの抑制ができます。

また縁下のレジン充填にも有効なレジンになりますね!

  

ダグラス・テリー先生(超一流コンポジスト)

レジン充填1本:20万!(同じ材料使用して日本は1000円なのに・・・) 

 

 

前歯の表面にテクスチャーが多いような歯のベベル付与はシリコンまでかけ、レジンの下になる歯質の光の乱反射を抑える(超マニアック!)

 

 

アセトン系のボンドはサラサラ系で出したら直ぐに歯に塗ること、

エタノール系のボンドはベタベタ系 どちらを使っているのか理解すること

 

 

 

レジンの研摩は熱が大敵!(レジンの剥離、艶の消失)

熱が加わらないような注水、回転数、道具のチョイス!

 

 

 

シェードテイキング

・デンチン色(ボディー):歯頚部1/3で見る

・エナメル色:切端1/3で見る

 

 

マメロンはボディー色より、1シェード暗めのものを選択する(超マニアック)

 

  

 

レジンの詰める厚みで明度が変わる。

つまり、少ない色でも厚みのコントロールで色は作り出せる!(超マニアック)

 

 

臼歯部ステインにホワイトがアクセントになる

 

 

タトゥーテクニック :裂溝のティントをファイルでレジンの中に差し込んでいく つまり咬合調整などすり減ってもティントが残る。

 

 

前歯の形態修整、研摩は左右対称の影を作るイメージ(左右対称の凹凸を意識する必要がある)

 

 

 

ダイヤモンド系ペースト前にP-ハイブリット(モリタ)のルージュで研摩する方がレジンが光る(←さっそく買いました)

 

 

MiCDインスツルメント(松風) #1は使えそう!

GDSピンポイントぷローラーは熱処理していないのでベンディングが可能

 

 

 

新人歯科医師の先生に混じってのセミナーでしたが、1日かなり収穫がありました!

 

さて、この収穫をどこまで取り込めるか!?

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